実現論を塗り重ねてゆく
224547 史上、社会運動が一度も実現されなかった必然
 
こうた 10/01/18 PM01 【印刷用へ
>考えてみれば、史上、社会運動は一度も実現されたことがない。つまり、史上の「社会運動」は全て偽物である。とすれば、「社会運動」の奥には大きな欺瞞が隠されている筈である。(社会運動の総括1 現実否定の自己欺瞞20054)

・・・と言われると、例えば過去のフランス革命やロシア革命は何も実現していないのか?といった疑問が湧いてくる。

>そこにあるのは、単に自らの欺瞞観念の出口を塞いでいる身分制度や資本制度を破壊せよという要求だけである。つまり、単に自分に都合の良い要求をつきつけることを、「社会を変えよう」という言葉にスリ代えただけである。
(社会運動の総括2 社会運動の自己欺瞞20055)

よく考えてみると、フランス革命やロシア革命に共通するのは、所詮富を独占する階級が封建領主(国王)から金貸し、資本家から共産党(背後に金貸し)へと変わっただけで、私権追求を活力源に序列原理(身分制度)にて統合される仕組み自体は何も変わっていない。(=何も実現されていない)

しかし、それもそのはずで、人類が本能を超えた共認機能観念機能をもって集団や社会を形成することで外圧の変化に適応している以上、外圧の大きな変化なしに「社会を変革」する必要は生じないし、それゆえ生存圧力が外圧として作用し続ける以上、私権社会のパラダイムを大きく変える必然性はどこにもない。
・・・「社会を変えよう」という言葉の裏には必ず己の私権拡大という真意が隠されてきた。

ところが、1970年頃以降、生物史上初の外圧変化に人類は遭遇している。
これまで活力源として作用し、集団や社会秩序の根底に作用してきた生存圧力は既に消滅した。
従って、最早黙っていても人々の無意識の適応欠乏や潜在思念が可能性探索を開始し、適応可能な集団や社会の新秩序実現を模索しはじめるはずである。(結果、社会は適応状態を目指して変異する。)

だから、人々が可能性を感じる認識や具体方針を提起し続けることと、適応欠乏や潜在思念に蓋をし、現実を見えなくさせる支配観念との共認闘争が、新しい社会運動の両輪となる。
 
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