実現論を塗り重ねてゆく
220815 主観と客観に関して(思考の仕方)
 
匿名希望 09/11/29 PM01 【印刷用へ
主体と客体に関してWikipedia(リンク)では、

「デカルトの懐疑論的な、現象主義の枠組みにおいては、認識の向こう側に存在する外在的な実体というものが方法論的に疑われた。かわりに、いわば認識の手前に位置するコギト(思惟する我)こそが、現象や観念(idea)の基体(subject)、すなわちその同一性を担う、存立基盤であると見なされた。こうして、彼以降、subjectには主観という意味が発生した。」

「デカルト哲学の懐疑論的な現象主義の枠組みにおいて、外的実在は、もはや神の理性や観念との関係においてではなく、主観における観念や表象、つまり意識の対象という形で、すくなくともそうした対象を通じて把握されることになり、ここで、objectに客観という意味が発生した。」

とあり、更に「独我論」(リンク)では、

「私の認識とは無関係な事物の存在を否定する。リンゴが存在するのは、私が認識しているときだけであり、私が認識を止めると、リンゴもまた消滅する(見えなくなるのではなく、存在しなくなる)。全ては私の意識の中にのみ存在し、私の意識を離れては何物も存在しない。これが独我論の基本的な世界観である。」

とあります。こうした思考・観念が何の為に必要なのかを考えてみたが、「自分は特別」を正当化すること以外に大した役割は無いように思います。

一方

梵我一如(リンク)では、

「梵とは神ではなく、あらゆるところに始めから存在する生命の源と考えられている。また人間が梵を吸収することにより生命力が増すという思想もある。(略)この個人の実体としての我が、宇宙に偏在する梵と同一であることを悟ることによって、自由になり、あらゆる苦しみから逃れることができるとする。」

とあります。これは人間を特別視するものではなく生命原理と同一であることを試みていますが、結局苦しい現世からの解脱を夢想して、現実に対峙するものでは有りませんでした。そうした意味では、梵我一如も現世の「自分対他」という対立構造の制約を意識しすぎているようにも思えます。

こうした姿勢とは全く別に、普遍構造として内識、外識を提起するのは、それこそ自他同一であり、違いに惑わされウことなく普遍構造を取り出すためであると思います。その様にして始めて人間という生命体の基本構造が明らかになってくると思います。

現在人々が観念を忌避するのは、これまでの観念が専ら自己正当化に使用されることが殆どだったからだと思います。これからは人々の役に立つ思考・観念が必要です。
 
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