>しかし、1万数千年前頃から人口が増大し始め、それにつれて集団間の軋轢も増大してゆく。やがて、その緊張状況に対応して、人々は自集団を正当化する守護神信仰に強く収束してゆく。こうして集団的自我が発現し、永い封印が解かれてゆく。そして遂に6000年前頃、乾燥と飢餓を契機として略奪闘争が開始され、玉突き的に世界中に伝播していった。(213549)
○遊牧部族の略奪闘争の流れ
・遊牧部族は立体的な複層社会 (採集部族は単一社会)
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・集団間の相対意識の発生(羊の数など小集団間で差異が生じる)
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・集団自我が発現(他集団への否定意識の母胎)
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・母集団から娘移籍(人工的な一夫多妻制の形成)
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・移籍した女たちの「性的自我→否定意識→私権意識」が顕在化
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・直ちに、男たちにも転写(⇒集団私権の共認)
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・自集団を自己正当化する観念に収束(→守護神信仰へ)
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・他集団殺しの正当化 ← 乾燥と飢餓
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・略奪闘争の開始
【参考】
・なんでや劇場レポートB
「自我⇒否定⇒私権意識の成立構造〜自我の原点は個人自我ではなく集団自我」 リンク |
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