整理ができない、忘れ物が多い、明日の仕度が出来ない・・・などなど、子供にしっかりしてほしい!と悩んでいる方も多いと思います。
こんな時に、親としてどんな対応をしていけばよいと思いますか?
特に多いのは、次の2つの対応方法です。
@仕方がない、と思いながら何も言わずにおく。
A気になってしまうので、直してやろうとする。
@番目の場合は、やり方が分からず結局子供はうまくいかないので、自信を喪失してしまう。
A番目の場合は、「早くしなさい!」「忘れてもお母さんはもう知りませんからね!」と子供を指摘して(脅して)、無理矢理やらされるので、子供はストレスに感じてしまう。
いずれにせよ、子供の自信を奪い、やる気を喪失させてしまう結果となってしまいます。
ここで重要なのは、片づけができないのは『生まれつき』(=うまくやったことがないのだから、当たり前)」だという認識です。
もともと持っている能力ではなく、経験を積み重ねていくことによって、徐々にできるようになっていくのです。(子供に限らずほとんどどんな人も、どんな能力も同じです。)
なので、例えば子供が明日の仕度をできるようになるためには、
Step.1 親も一緒に明日の仕度をする。
Step.2 親が見ているところで仕度をさせる。
Step.3 自分でやらせておいて、後で親がCKする。
というように、親も子供と同じ視線に立ち、一緒に「こうすればうまくいく」という「充足体験(=成功体験)」を積み重ねていくことが必要です。
また、よく忘れ物をする子供に対しては、
「目を閉じてみて。朝起きたら、まずご飯を食べて、学校に行くよね。席に着いたらカバンを開いて、本を持って図書室に返しにいくんだよ。」
というように、子供に「充足イメージ」を作り出すことによって、どんどんやる気もアップします。
つまり、親の役割として重要なのは、子供が充足体験や充足イメージを描けるように誘導していくことです。そのためには、親自身も子供に同化して共に充足していくことが重要です。
参考図書:「親力で決まる!」 |
|