新ベンチャー革命によると中川元財務大臣を失脚させた、篠原尚之財務官、玉木林太郎国際局長が昇進人事を果たしているという。
リンク
>中川元財務大臣失脚の功労賞か
>2009年10月7日、財務省の篠原尚之財務官がIMF(国際通貨基金)の副専務理事に抜擢されたそうです。その後任財務官に、玉木林太郎国際局長が抜擢されているそうです。周知のように両氏は今年2月、ローマG7蔵相会議に中川元財務大臣に同行した官僚たちです。この人事はなんと、中川氏の変死とほぼ同時タイミングです。財務省国際局官僚はいったい、どんな神経をしているのだろう?よくもまあこんなあつかましいことができるなと、逆に感心してしまいました。
>玉木氏は、中川氏と麻布高校同級生であった偶然で、わざわざ、G7に政府要人として同行し、朦朧会見直前に、女性記者を同伴の上、中川氏にワインを飲ましていたそうです。日本の歴史に汚点を残した中川大臣朦朧会見の画像はネットで、日本全国のみならず、全世界を駆け巡りました。今度IMFに転出した篠原氏も、白川日銀総裁とともに中川会見画像に映っており、両氏の態度・表情は、全世界の人々に目撃されているということです。中川氏の異常会見にまったく動じることがなく、冷淡に傍観・放置しているのは誰の目にも“不自然”に映ったでしょう。どうして平気でいられるのか、事情を知らない国民はこの画像に、さぞかし苛立ったはずです。中川氏選挙区民を含み、事情を知らないお人好し日本国民の多くは、その苛立ちの矛先を中川氏に(間違って)振り向けたわけです。黒幕の思うつぼとはこのことです。
>上記、篠原氏をIMF幹部に推薦したのはロバート・ゼーリック世界銀行総裁で、二人のツーショットがネット上に存在します。このゼーリックこそ、小泉政権時代、竹中ハンドラーであったことは有名です。一方、ゼーリックは日本の郵貯・簡保米営化という“大手柄”(米国寡頭勢力サイドから見て)の見返りに、世界銀行総裁(ネオコン論客、ポール・ウォルフォヴィッツの後釜)に抜擢されているわけです。実にわかりやすい米国流論功行賞人事です。
>上記のような米国覇権主義者の価値観に基づく成果主義人事が、今回、篠原、玉木両氏に適用されたとみるのが自然です。中川元財務大臣には、まさに篠原、玉木氏と逆に再起不能の重罰が下されたとみることができます。
>国際政治評論家の浜田和幸氏によれば、福田首相(清和会には珍しく対CIA面従腹背政治家)の突然の辞任の真相は、米国金融危機の救済に、われわれ日本国民の残り少ない虎の子資産から100兆円規模の米国債購入を強要され断ったからとのことです。この見方に筆者も同感です。
>福田首相の前任者、安倍首相も、米国から数10兆円単位の米国債購入(このときはイラン戦争戦費)を強要されたものの、金融官僚コントロールができなくて辞任したのが真相だと筆者は信じています。
>さてポスト福田の麻生・中川コンビ(対CIA面従腹背コンビ)は、米国の100兆円拠出要求を、10分の1の10兆円規模のIMF拠出に負けさせたのです。ローマにてゼーリック世界銀行総裁の執拗な残り90兆円の追加要求を中川氏が最後まで拒否したと思われます。このことは、ローマG7の開催中にゼーリックと中川氏が個別会談している事実から容易に推察できます。
「新ベンチャー革命」では、ゼーリックをデビッド一派と分析していますが、他方で、ゼーリックは多極派(ドル暴落派)との分析もあります。
リンク
ドルを支えるにしろ、売るにしろ、俺のいうことを聞け、ということなのでしょうか?
世界銀行、IMFとFRBの主導権争いという見方も出来るかもしれません。
いずれにせよ、米英の脅しに屈しることのなかった中川元財務大臣の志だけは現政権にも継承して欲しいものです。 |
|