日本人の起源(縄文・弥生・大和)
215672 中央構造線と水銀と空海
 
小暮 勇午 ( 32 京都 路上人 ) 09/09/24 PM00 【印刷用へ
・古くから不老長生薬として、また防腐剤として珍重されてきた水銀は、伊勢〜紀ノ川〜吉野川(四国)〜豊後と繋がる中央構造線上で多く産出される。

・空海が水銀鉱山と関係があるという伝承は少なくない。
・四国の霊場めぐりの路に沿って鉱山があって、特に銅と水銀の鉱床が分布している。
・高野山の下には水銀の鉱脈があり、それを譲る丹生明神は別名を狩場明神といい、狩場は鉱山を指すものだと言われている。
・四国の八十八ヵ所の霊場も鉱山が関係するが、西国三十三ヵ所の霊場めぐりもそれ以上に富鉱帯に沿っている。

・空海は密教を通じて、修験道の山伏と密接な関わりを持っていたとされている。
・修験道の山伏たちが手に持っている錫杖は、金環がついたあの杖で大地を叩くと手に反響が伝わり、地質の専門家や鉱山師のハンマーと同じで、手ごたえで鉱脈の存在や石の種類が分かる。
・生えている植物が何かを調べることでも、土の中に混じっているミネラルの見当がつき、その下にある岩の中の鉱床が判別できる。
・若き日の空海が山の中で修行した時には、修験を通じて鉱物を見つけることも関係していて、そこで水銀の出る高野山に注目した。

・手ごたえで金属が含まれていると分かり、次にその岩の上で火を焚けば一種の天然の溶鉱炉になり、溶け出して注出した金属を精錬すれば良い。
・それが鞍馬の火祭りという修験者の儀式になり、そうやって大地の恵みを火を使って回収する。
・修験道は火と水を使って採鉱と冶金を行い、火と水の間に土が入った儀式だからヒミツとされ、これが日本の山伏が伝えて来た錬金術であり、東洋的な神仙道の言葉では練丹術の実践でもある。
・鞍馬山で牛若丸がカラス天狗を相手に修行し、天狗や鬼が冶金をする山人の別名であり、その実態が冶金術にあった真相はこれである。

<参考・引用>
谷川健一『日本の地名』岩波新書
「空海の密教ライン」と「中央構造線」古代巨石文明の伝統リンク
丹生都比売と水銀リンク
三重の水銀鉱山と伊勢白粉と空海リンク
 
List
  この記事は 215670 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_215672
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
215675 中央構造線と水銀と南朝 小暮 勇午 09/09/24 PM01

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp