買い物は現代人に好まれます(私も大好きです)が、たまに、この大量消費に充足を求めるこの現代人の嗜好は大丈夫かと不安になります。ものを所有して満足するということは、人間として決して間違っていることではないと思うけれど、それが、人間の本源的な充足(生産や労働において得られる満足感、他の主体とのつながりの中で得られる充足感…)よりも優先されたとき、精神は健全でなくなってしまうのではないでしょうか。私たちの、「本当の活動時間」とは何なのか。人間にとって当たり前でシンプルなものが、近現代社会の中で、得られにくいものになってきてしまっているように思い、この状況を打破するには、自分の周囲にある社会、そして生産、労働をもっと自分の基盤として認識し、考えていかなければならないと思いました。
「自分は、このような個人生活以外の、どのような生活を、認識を、自分自身を、獲得しえているか。」
現代に生きる者として、これを自分自身に問うていきたいです。 |
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