法曹・官憲・役人こそ、社会閉塞の黒幕
212826 特権階級の暴走を生み出す「試験制度」
 
田中素 HP ( 43 長崎 企画 ) 09/08/13 PM09 【印刷用へ
度重なる冤罪事件、シロをクロにしてしまう警察・検察官僚の暴走の背後には、日本の特権階級社会の評価システムが横たわっているようだ。以下、オルタナティブ通信「警察・独裁国家日本」リンクより引用
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 日本の裁判所では、最高裁が裁判官の人事査定を行っている。誰を地方裁判所の裁判官から、高等裁判所の裁判官に出世させるかを決めるのが、最高裁の仕事の一つになっている。

この人事査定のマニュアルには、刑事裁判(警察が逮捕した人間の裁判)で、検察側に「控訴されない」事が出世の条件として、記されている。

検察・警察側は、地裁での判決に不満があれば、当然、控訴し、地方裁判所から高等裁判所へ持って行く。人事査定のマニュアルに記載されている、「検察に控訴されない」という条件は、つまり「警察に不満を持たれない、警察に有利な判決を出せ」、と言う事である。

これは逮捕された国民を、「無罪だと思っても、有罪にし、裁判官は逮捕した警察を満足させなさい」と言う事である。

警察が逮捕した人間を無罪にすれば、それは裁判所が警察の「顔に泥を塗る」事になる。そうした警察のメンツをツブシタ裁判官は、出世させない、という事である。

これでは警察に逮捕された人間が、99.99%、日本では有罪になるはずである。

欧米では、逮捕された人間の有罪率は60%台であり、「警察官と言えども人間であり、逮捕した人間の3人に1人は、誤認逮捕である」という事を、裁判所が認めている。

これが世界の「常識」であり、民主主義と言う物である。

日本の有罪率99.99%は、警察は神様である、という裁判所の異常な認識を明確に示し、日本が民主主義国家ではなく、警察独裁国家である事を明確に示している。
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(引用以上)

上の記事で書かれている「検察側に控訴されない」という評価基準のほかにも、裁判官の世界には「赤字」「黒字」という暗黙の勤務評価基準があると聞いた。赤字というのは月ごとの積み残し案件の数で、裁判をスピード決着させ数をこなせば黒字が増えるという。こうした極めて単純な数字だけで物事の評価を決めるやり方は学校の試験制度と全く同質のものだ。

試験制度に最も収束し、点数評価で身分を得ることを最大の生き甲斐として確立してきた官僚の卵たちが、世に出てからも全く同じ世界に住み続けている。これでは、権力の暴走が果てしなく加速していくのも当然だ。
 
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