新しい男女関係(→婚姻制)の模索
211829 09年夏、女子高生、女子中学生たちの意識2
 
佐藤英幸 HP ( 46 新潟 塾長 ) 09/07/30 PM01 【印刷用へ
生徒同士、若者同士の人間関係に工業脳の大人が介入することは非常に嫌われる。工業脳に若者たちの現実脳を理解することは不可能だからである。現実脳は社会脳であり生物脳でもある。新旧二つの脳は21世紀初頭的な新しい世代間闘争を経て、09年に至り20歳代30歳代の若手政治家の台頭を得て、ついに18歳成人論の歓迎を含む子供=小さな大人という認識の実感をつかみかけている。

女の子たちの性に対する認識は、嫌らしいものでもなんでもなく、役割であり、充足であり、責任感の伴うものであり、仕事の一部でさえある。それは00年ごろの”キャラ”や08年の”系”を卒業したことによって”職業の貴賎”を撤廃した。看護師であれ、スチュワーデスであれ、反対にレジうちであれ、介護であれ、はたまた風俗であれ、どの仕事が立派だということではなく、どの仕事が必要とされているか元気で働けるか、周囲から大きな社会=日本がどうすれば活力ある国になるかを前提に考えられている。その場合業種より業態のほうが重要であることに気がついていないだけである。

逆行する旧勢力の制度的な抵抗は、個人情報保護法令(個人化)、裁判員制度(体制化)、男女同権勢力(性権)、要求運動にくみする論議(私権)、一面的な福祉破綻と将来負担の増加(序列化)、老舗攻撃による史観の混乱、児童ポルノ禁止法→弾圧など多数である。

不全を新しい不全(≒需要)で延命するような老朽化した制度に若者が関心を持たず、とにかく変化することに”票”が集まるのは、左派右派関係はないようにみえる。しかし戦争や世界経済危機の現在の主犯がアメリカであることは少なくともそんなことはないと否定しきれる若者は見たことがない。その意味で反動的右傾化は小泉時代にもみられたが、09年からの若者の新認識的日本主義は守るべき価値を積極的に共有しようとするものである。10歳代の笑顔と会話量が劇的に増加したのはおそらく同年齢で輪切りにされた旧来の世代共感とは全く異なる次元のものである。むしろ中年世代をすっとばして高齢者の人々の”10歳くらいは歳の差に入らない。それに歳の差より認識の差、知恵の差、伝承量のほうが重要である。”という縦糸の感覚なのである。若者であればキャッチャー、受信力ということになる。

女の子たちが社会における即戦力に育ってきた今、若者たちの即戦力戦略は待ったなしである。とくに社会の生き物である男は早くから社会に出て勉強の目的を有して勉強するというスタンスを7歳頃からやらなければならないのだろう。遅れれば遅れるほど過密カリキュラムによる脱落感は強くなる。でもしか先生≒でもしか農業ではなく、だからこその農業、認識訓練、人材育成なのである。
 
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212251 女の子たちは互いに役立つこと喜ばせることを喜びにして育っています。 佐藤英幸 09/08/05 PM06

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