>従って、彼らは社会に出てからも、ひたすら既存の制度の枠組みの中で走り続けることになるが、もはやそこでは、既存制度によって与えれた特権の維持と行使という目的以外の目的意識など生まれようがない。
>かくして、団塊世代がトップor幹部に就いた'00年以降、彼ら特権階級は、ひたすら与えられた特権を行使し、次第に「社会を動かし」「世論を動かし」ているという支配の快感に溺れてゆくようになって終った。
(205507 特権階級の自家中毒)
「勝ち組・負け組」という言葉が流行ったのが04年。
「格差社会」が話題になったのが06年。
ちょうど小泉や竹中が好き放題やってた時期と符号する。
いずれも市場原理にとって都合のいい観念である。
無目的の中に、己の特権的地位を保証する観念が現れたわけだ。
そう、「勝ち組」や「格差社会」は、まさに特権階級の暴走を正当化し、加速させる為の観念であったように思える。
(159898 「格差社会」は、市場原理にとって理想の社会) |
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