共認心理学:現代の精神病理
20041 脳回路とホルモン、今後の議論の方向もかねて
 
吉国幹雄 ( 48 鹿児島 講師 ) 02/01/05 PM00 【印刷用へ
闘争系の回路といったときに、「危機逃避の本能回路」(逃避系・攻撃系)、「食の(闘争)本能回路」、「性闘争本能回路」(あるいは「性回路」)、「同類闘争の共認回路」などが考えられます。まずは、アドレナリン・ノルアドレナリンが強く関連していると思われる危機逃避の本能回路について検討したいのですが…。おそらく、どうしても本能構造の解明が必要になると思われます…。そこで、今後のこの会議室のテーマについての提案です。

大きくは二つあると思います。一つは「神経伝達物質に関するの解明」と「脳の認識機能(外識・内識の付き合せ)」の解明。すでに、「科学論」で脳における認識機能について扱われているので、認識や意識についての議論は「科学論」で継続したらよいと思います。「神経伝達物質」に関してはこの「進化論」の会議室で扱えばよいと思いますが、これに関連して大きくは三つの検討事項があります。

1.既に登場した神経伝達物質(ホルモン)ですが、特に脳内の働きについてはまだまだ未解明な部分も多く、継続して新しい基礎事実や機能に関しての新しい捉え方があれば紹介と追求していく。

2.神経伝達物質の現実的な問題は、精神破壊などの精神病との関係であると思います。分裂病などの症状(あるいは性格類型)を、ホルモン分泌と絡ませて解明していく。(現実問題は科学論の会議室なのでしょうが、当面はホルモンそのものの働きの解明や脳回路との絡みもあるでしょうから、この「進化論」の会議室でいいのではないかと思います)。

3.脳回路の構造解明。神経伝達物質と脳回路は切っても切れない関係にあるので、神経伝達物質を明らかにするとは、脳回路を明らかにすることでしょう。本能・共認・観念の回路を神経伝達物質と絡ませて構造的に明確にすること。(ただし、実現論の脳回路を詳細に脳の神経回路の一対一で照合させようとすれば、わけわからなくなると思います。具体的な事例にとらわれすぎないように注意が必要でしょう)。この解明は、他の会議室「サル時代」「始原人類」などでも扱われているので、これらの会議室とも関わってくると思います。おそらく、本能も塗り重ね構造になっていると思いますが。

以上、私が感ずるところ(問題意識)をかってに問題提起させていただきましたが、とても一人では解明できそうもないので、皆さんご協力をよろしくお願いします。
 
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