日本人の起源(縄文・弥生・大和)
195846 騎馬民族によって古墳から神社の転換が行なわれ、継体天皇が誕生した。
 
阿部佳容子 ( 46 大阪 営業 ) 08/12/28 AM10 【印刷用へ
江上氏の「遊牧民族・騎馬民族の文化的特性・民族的気質」を読ませていただき、いままで繋がらなかったものがつながってきました。

北方騎馬民族(扶余人)が日本に来たのは、古墳時代後期(5世紀〜6世紀)だといわれています。また、後期の古墳縮小の過程で馬具が登場しています。馬具を持ち込んだ騎馬民族が、古墳衰退に関わっていると思われます。

●古墳から神社への転換は、騎馬民族によって行なわれた。

「騎馬民族支配の真髄は、頭を使った間接支配にある」

頭のいい、かつ土地所有にもこだわらない騎馬民族にとって、多大な人手を要する古墳づくりは、その対価(権威の象徴)と比べてみた場合、あまりにも不合理に映ったはずです。かつ、実質的に国を支配するには、広範な情報ネットワークの拡充が必須であることを経験から知っていました。だから、重厚長大な古墳から、軽くて量がさばける神社に転換していったのではないでしょうか。

●継体天皇の出自は北方騎馬民族である。

>伊勢神宮は、継体天皇の時代に神社として成立したと考えられている。皇統が途絶えた為に、北陸から招かれた継体天皇は元々、東国豪族と結びつきの強い天皇だった。継体王朝が東国勢力と西国勢力との和睦の結果誕生したと言われるように、継体王朝の最大の課題は、東国と大和との協力関係を確立することだったと考えられる。伊勢神宮は、その東国勢力と大和王朝との接点として、東国勢力の象徴として建立された。(195476)

北方騎馬民族はまず、高句麗から東国にたどりつきました。東国豪族と結びつきの強い継体天皇は6世紀前半に即位した天皇で、古墳後期=騎馬民族が日本にやってきた時期と合致します。

また、継体は「即位してから20年間も大和に入らなかった」(191015)といわれており、これはまさに、騎馬民族の気質、「悠々として鎮撫しながら行なっていく」「騎馬民族征服王朝のレシピ」そのものだと言えます。継体天皇は、もとを正せば、北方騎馬民族ではないでしょうか。

半島の戦いに負けて、騎馬民族に押し出されるようにして、早々と北九州にたどり着いた半島人=倭人に遅れること数世紀。固定的で土地に縛られやすい倭人=農耕民族を戦略的に鎮撫しながら、短兵急ではなく、ジワジワと「文化も人材も民族も血も関係なく必要であれば取り込んでいくし、生産様式も変え、民族としてもその土地に溶け込んでいく」北方騎馬民族の姿が浮かびます。
 
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