共同体社会の実現
195435 金融破綻⇒危機共認のグローバル化は共認原理への転換の兆し?
 
越見源 ( 45 大阪 都市計画 ) 08/12/21 PM09 【印刷用へ
>歴史を貫通する人類の最先端機能は評価共認であり、それが人々を収束させ、集団を統合し、秩序と体制(役割分担etc)を形成してきた。
集団を超えた社会空間(同類闘争の場)においても、集団(と個体)を収束させ、社会を統合し、秩序と体制を形成する最先端機能が、人々の評価共認であることは不変である。(超国家・超市場論29 新しい『場』は、古い評価指標の洗礼を受けて、はじめて顕在化する35273


集団も社会も評価共認によって統合されるのは普遍原理であると言える。
ただ、これまでこの統合の要にある評価共認を支配してきたのは、一握りの統合階級やマスコミであり、その背後に君臨する金貸し達であった。
しかし、G20による金貸し規制の流れなど、この間の金融危機に関連する世界の潮流を見るにつけ、こうした一極共認支配構造が崩れ、一歩本来の共認原理に近づいてきたように思う。

この間の流れを見てみると・・・

○今回の金融破綻現象は、グローバル化した架空経済下での出来事ゆえ、大規模かつ急激であり、短期間で全世界に波及した。
※これは貧困の消滅→私権原理の限界に伴う必然構造ゆえ、破綻を仕組んだつもりの金貸し達も巻き込みつつ、彼らの予想もはるかに超えているのではないか?

○それゆえ、金貸し達の手下であるマスコミによる隠蔽がほぼ不可能であり、一気に全世界が危機的状況であるという事実を認識、危機感と答え欠乏が上昇。

○こうした世界的な危機意識を背景に、一気にウォール街やシティ・・・つまり金貸しに対する反の世界共認(世論)が形成された。
※こうした世論の背景では「必要か否か?」の基底的判断の土俵の顕在化も進行。(車はいらない、娯楽もテレビもいらない・・・必要なのは勉強)

○同時に、この世界的な世論の後押しで経済学者や評論家達も新自由主義に代表される市場第一、金儲け第一の価値観や、それを強引に推し進めたアメリカを一斉に否定。

○これら反アメリカ、反市場、反金貸し共認(世論)が、各国政府や中央銀行の政策を左右。(ex.一部の金融機関や大企業救済にブレーキ)
※今や各国政府や中央銀行は、こうした世界共認の監視下で動かざるを得ない状況であり、今後益々権力衰退が進行するのでは?
※こうした世論と逆行してアメリカやドルを守ろうとする日本政府のズレた姿勢に支持率は急落。ついに自民党崩壊か?

○世論や国益を背景に、アメリカ一極支配に対抗する形でG20開催。


・・・と、共認機能の原点である外圧共認・課題共認が世界レベル、全人類レベルで形成され、それが巨大な共認圧力として作用し世界が動かされつつあるのではないだろうか?

とすれば、現在の世界に欠けており、かつ誰もが求めているのは、このまさにグローバル化した危機を突破し得る(“反”を超えた)有効な「答え」と、それを紡ぎ出せる「場」であり、この間顕在化してきた認識収束の潮流が、そのことを証明しているのではないかと思う。
 
List
  この記事は 35273 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_195435
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
197917 “自由化・民主化・グローバル化”は“日本資本の解体”を現す美辞麗句?! 嶺山志保 09/01/21 PM04

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、50年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp