サル社会を解明しよう
19392 Re:人間っぽい
 
蘆原健吾 ( 30代前半 神戸 広報 ) 01/12/26 PM04 【印刷用へ
毎日新聞で今年連載されていた、「チンパンジーは進化の隣人」が先日終わりました。飼われているチンパンジーですが、チンパンジーの性質を知るのに非常に興味深い記述がたくさんありました。ぜひ、一度読んでみてください。

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昔、キリスト教徒は、サル(とくの彼らの性行為)を見ることを非常に嫌ったそうです。自分たちが「ケモノ」として蔑んでいるサルの行為が、あまりに人間に似ていたからでしょう。自らの性的・本能的な部分を認めず、「醜いもの」「汚いもの」として抑圧してきた反動で、それをおくびもなくオープンにするものへの無理解と軽蔑がエスカレートするのかもしれません。「否定の論理」の構造ですね。

先日、そのキリスト教に由来する「人間は特別」という思想のせいで実績がなかなか認められなかった研究者がいた、という話の時にでてきたジェーン・グドール博士が、この毎日新聞の連載にもよく出てきます。彼女のアフリカのゴンベでの観察報告に、こんなものがあります。

>メルがまだ3歳のころ、肺炎が流行してメルの母親が死んだ。メルはあいにく一人子だった。母親の死後2週間ほど、孤児メルの様子は見るもあわれだった。ところが、スピンドルという12歳のまだ若い男性が、メルを育てるようになった。メルと血のつながりはない。背中に乗せ、おなかにしがみつかせて運び、夜も一緒に過ごした。

>なぜスピンドルはメルの面倒をみたのか分からない。ただ、スピンドルも同じ3歳のときに母親のスプラウトを亡くした孤児だった。幼い日の記憶は残る。メルの面倒をみることで、彼もまた癒やされたのかもしれない。

<松沢哲郎、毎日新聞2001年12月17日東京朝刊より>
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人間でもなかなかできないことですよね。

逆に、現代人だからこそなかなかできないことになっているのかもしれませんが…
 
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