世界各国の状況
192350 08年ワシントンG20金融サミットは、共認闘争の開始を意味する!
 
川井孝浩 HP ( 35 東京 設計 ) 08/11/15 PM09 【印刷用へ
本日、金融破たんに対する対応策として、人類史上も極めて重要な転換点を迎えた。

「抜け道なき規制」で最終調整=サミット声明案−DPA報道
リンク
>【ワシントン14日時事】DPA通信は14日、同日夜から始まった金融危機対策のための緊急首脳会合(金融サミット)で、すべての金融商品に対する「規制の抜け道をふさぐ」との文言を声明に盛り込む方向で最終調整に入ったと報じた。
 DPAによると、声明草案では「あらゆる市場、金融商品、市場参加者は一つの規制、もしくは相応の監督」の下に置かれるべきだと言及されている。金融サミットに参加する主要20カ国・地域(G20)の財務相は今後、規制に関し具体案を検討、来年3月までに首脳に提案する予定という。(11月15日12時33分配信 時事通信) 

「抜け道なき規制」とは、私権闘争の抜け道として拡大してきた市場そのものの暴走を各国間管理の元に封じ込める、という事だ。

これは、30282 「超国家・超市場論6 生存圧力に基づく同類闘争から、同類圧力に基づく同類闘争=認識競争へ」
にて示されている構造とも合致する。

>人類は、既に物的な生存圧力から脱却した以上、生存圧力を背景とする同類闘争(掠奪闘争や私権闘争)から、同類圧力を背景とする同類闘争へと脱皮するしかない。

>つまり人類は今、史上はじめて、人類本来の共認機能に基づく共認闘争によって掠奪闘争や私権闘争を止揚し、社会を再統合し直す段階に来たと云えるだろう。

これまでは、各国間の私権闘争圧力の序列トップとして、アメリカという国が君臨していたが、そのアメリカという国家も今や市場との結託関係に堕し、実質としての統合限界を迎えたと見て良いだろう。

そこで注目すべきは、サミット声明案であろう。すなわち、私権闘争の抜け道を「自由な経済」として正当化・推進し、ひたすら規制緩和を続けてきたアメリカも、今や過去の失敗事例に組み込まれ、アメリカ以外の各国から監視圧力を受ける対象へと転換した。

即ち、同類圧力に基く同類闘争=認識闘争が、私権闘争を上回る力として顕在化した事を意味する。

また、今回のサミットにて提言された規制案が発表される来年3月までの間にも、金融破たんによる連鎖倒産などの被害は留まる事無く拡大するであろう事は容易に想像できる。とすれば、国家と市場の統合限界という現実は受け入れざるを得ず、このパラダイム転換に合致する新たな統合原理=共認原理に基いた、全く新しい社会統合システムの提言がなされる事に、最大の注目が集まるのではないだろうか。

2002年に発表された超国家・超市場論、この理論への期待感が、ますます高まってきた!
 
List
  この記事は 30282 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_192350
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
194517 新しい可能性への期待を発信していこう 前山薫 08/12/10 PM03
経済破局は来るのか5 「金貸し支配の構造と弱点〜市場社会に代わる新しい可能性とは?」 「金貸しは、国家を相手に金を貸す」 08/12/08 PM07
G20〜イギリスの謀略 「金貸しは、国家を相手に金を貸す」 08/11/30 AM02
G20〜イギリスの謀略 「金貸しは、国家を相手に金を貸す」 08/11/30 AM02
認識形成サイト「るいネット」 「ブログ de なんで屋 @東京」 08/11/28 AM07
新世界通貨への動き 「日本を守るのに右も左もない」 08/11/25 PM11
新世界通貨への動き 「日本を守るのに右も左もない」 08/11/25 PM11
ネットサロン紹介「超国家・超市場論」を学ぼう! 「ブログ de なんで屋 @東京」 08/11/24 PM01
192875 G20金融サミット:全国紙でもアメリカ型市場経済の断罪が扱われ始めた パンダマン 08/11/21 PM05
192830 G20各国の考える「基軸通貨の今後」 匿名希望 08/11/21 AM00
192651 G20金融サミット後の社会システムのあり方が問われる。 今井勝行 08/11/19 AM03
G20金融サミット(新ブレトンウッズ会議)関連情報 「ブログ de なんで屋 @東京」 08/11/16 PM11
192458 G20(金融サミット)の成果は?〜主力ブログやコラムでは成果に対する疑問視が多勢だが 猛獣王S 08/11/16 PM11

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、50年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp