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191862 超低金利政策で競う世界主要国の中央銀行〜シルビオ・ゲゼル氏発案「自由貨幣」の時代が訪れるか
 
猛獣王S ( 30代 東京 営業 ) 08/11/09 PM10 【印刷用へ
『「超低金利政策」で競う 世界主要国の中央銀 景気てこ入れ』(ブルームバーグ)リンクより転載します。
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ドイツの経済学者シルビオ・ゲゼル氏が発案した、時間とともに価値が下がるお金「自由貨幣」の時代が、まもなく訪れるのかもしれない。

世界の主要国の中央銀行が予想外の速度で政策金利を引き下げるなか、民間企業に対する主要な貸出金利は、1980年代初頭以降で初めて、インフレ率を下回っている。金融当局者は、さらなる金利の引き下げを示唆している。

イングランド銀行(英中銀)とECB(欧州中央銀行)は6日、FRB(米連邦準備制度理事会)や日本銀行が採用している超低金利政策に追随し、金利の引き下げを行った。

リセッション(景気後退)入りしそうな経済と、縮小した金融市場を再生させるために、超低金利政策に踏み切ったはずだが、消費者や企業が消費よりも貯蓄に傾き、銀行も貸し出しよりも貸し渋りをしている現在、効果を上げることは困難とみられている。

英保険大手アビバ傘下のアビバ・インベスターズのエコノミスト、スチュワート・ロバートソン氏は「超低金利政策はゼロ金利に向かっての競争」と表現する。同社は約2300億ドル(約22兆3400億円)の資産運用を行っている。ロバートソン氏は「さらなる金利引き下げに、何の障害もない」と述べた。

イングランド銀行は6日、政策金利を1.5ポイント引き下げ、1955年以降で最低水準となる3%に設定した。1.5ポイントの引き下げは過去16年間で最大の下げ幅。

ECBも6日、政策金利を0.5ポイント引き下げ、3.25%とした。ECBは1カ月前にも0.5ポイントの金利引き下げを行ったばかり。ECBのトリシェ総裁は、さらなる追加利下げの可能性を否定していない。

FRBが10月29日、フェデラルファンド(FF)金利を、過去半世紀で最低水準となる1%に引き下げたことを受け、チェコやスイス、デンマークなどが相次いで政策金利引き下げに踏み切った。日銀も先週、政策金利を過去7年間で初めて引き下げ、0.3%に設定した。

しかし、史上最高額の公的資本を注入し、融資の見返りとして低評価の担保を受け入れた後では、政策金利の引き下げは効果がないという見方もある。

3カ月物LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)は6日、2.39%へと下げたものの、米FF金利の誘導目標を1.39ポイントも上回っている。世界的な信用収縮が始まった07年8月以前の5年間の平均水準は0.22ポイントだった。

オランダの銀行、ABNアムロのエコノミスト、ダリオ・パーキンス氏(ロンドン在勤)は「問題なのは、金融市場がいまだに極めて厳しい状況にあることだ。市場金利は誘導目標よりも高く金融機関は警戒態勢にある」と指摘する。

企業や消費者は、景気の減速と信用の収縮により、支出を切りつめているのが現状だ。

融資に慎重な金融機関と、消費したくない消費者の組み合わせにより、中央銀行は、インフレ率よりも低い政策金利を設定せざるを得なくなった。

各国の中央銀行は、マイナスの実質金利によって貨幣価値が低下し、人々が貯蓄よりも支出へと向かうのではないかと期待している、とエコノミストらは指摘する。

スイスのサラシン銀行のチーフエコノミスト、ジャン・アムリット・ポーザー氏は「インフレ率よりも低い金利が必要なのは明白だ。中央銀行は今後も金利を引き下げ続ける」との見通しを示した。
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