日本を守るのに、右も左もない
190804 老化するお金、減価公債=次代の政府紙幣へ?
 
井上宏 ( 40代 新潟 建築コンサル ) 08/10/27 PM05 【印刷用へ
お金の可能性って面白いですね。
アンチ・ロスチャイルドさんより続けて引用ですが、

労働証明書=地域通貨=政府紙幣=減価公債? リンク より
////////////////////////////////////////////////////////////////
このヴェルグルの「労働証明書」は地域通貨の成功例として有名ですが、見方を変えると、これはヴェルグルという地方政府が発行した「政府貨幣」です。また違った角度からみると、労働債権を持つ町職員や公共事業従事者などの債権者に直接手渡された「公債【※1】」です。

この公債は法定通貨によって購入される印紙によって自己償却していく「減価公債」ということもできます。

公債は、今でも国や地方公共団体が多額の発行を続けています。私たちが日常使っている銀行券も日本銀行が発行している債券です。であれば、減価公債を発行してはならない道理はありません。

この減価公債が普通の公債や日銀券と違うのは、利子がつかず、借金とはならない点です。その費用負担は、ゲゼルがいうところの「持ち越し税」をかけることによって債券保持者が負担することになり、その持ち越し税によって自己償却していきます。

これまでみてきた通り、日本の財政は危機的状況にあります。

これ以上の借金を増やすことはできません。
しかし、公的な資金負担をしなければ成り立たない公的事業はたくさんあります。赤字が積み上がっている現実が証明するように、回収性と収益性のある、つまり採算のとれる事業など公的事業の中には少ないのです。

ならば、本当に必要な事業を、この減価公債=老化するお金を発行し、おこなえばよいのではないでしょうか?

この老化するお金のもうひとつの利点は、お金を下流から流すことができる点です。お金を下流から流すことによって、これまで購買力を持たなかった人に購買力を持たせれば、個人消費が促進され、資産デフレも食い止めることができるかもしれません。

老化するお金は、ヴェルグルの事例でみたように流通を促進させます。
お金の供給量を増やし、その回転率をあげることはP・V=国内総消費の方程式に当てはまり、景気の回復に必ずや役に立つでしょう。

【※1】公債 国および地方公共団体が、債券の発行を通じて行う借金により負う債務。また、その発行された債券。国債および地方債の総称。
//////////////////////////////////////////////////////////////////
(引用以上)

老化するお金=しまいこんでいると“持ち越し税”をかけられて減っていくということ。だから自然と回転率を上げるようになる。
これって、停滞したモノの消費の活性化のみではなく、認識や追求の評価→活力UPにつながる次代のシステムになりうるとも思った。

 
List
  この記事は 190558 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_190804
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
192569 定額給付金は減価貨幣実験のチャンス@〜経済をめざましく活性化させるマイナスの利子が付くお金の提唱 猛獣王S 08/11/18 AM08

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、50年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp