外圧変化にともない、それに応じたHMGタンパク質が「小さなRNA」の指示のもとに合成されるのではないか、ということを、前回の投稿(189878)で考えていたのですが、今回は、そのHMGタンパク質の基となるのは何なのかというのを考えてみました。
この記事(リンク)によると、脳組織の発達には、「レトロポゾン」という短い配列の遺伝情報が外から入り込んだ事で進化が促されたとあります。
このことから次のような事を推測しました。
@タンパク質は遺伝子情報を基にして作られますが、レトロポゾンが挿入されたことにより、これまでと異なるHMGタンパク質が一旦作られる。
AそのHMGタンパク質が、その時の外圧に対応するものなら、そのまま体中でも形成され始めるが、対応しない場合は、その遺伝子配列を記憶・蓄積される。
B新たに外圧変化したときに、「小さなRNA」が蓄積されていた遺伝子配列から対応するものを転写し、新たなHMGタンパク質を形成していく。
つまり、HMGタンパク質を形成する遺伝子配列は、レトロポゾンをきっかけとしているが、それを形成するかどうかは、RNAが適時選択しているのではないでしょうか。 |
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