あらためて、実現論で、共認機能の成立過程の3段階を読んでみました。
第一段階:共感統合の原点=同一視充足、期待応合充足(実現論1_4_05)
第二段階:捨揚統合の原点=充足・応合イメージ(実現論1_4_07)
第三段階:闘争系の共認統合(実現論1_4_08)
これは、仕事の場面で感じることですが、この中で、重要だと思ったのは、第二段階の「充足・応合イメージ」。
>真猿が仲間の期待(課題や役割)に応えようとする際(雌が首雄の期待に応えようとする際も同じですが)、まず頭の中に充足イメージ(応合のイメージ)を描き、それを活力源とも先導力ともして、応合行動をとっています。この充足イメージの大部分は過去の体験記憶を元にしていますが、その記憶には自分の体験だけでなく、仲間たちの体験も含まれています。(2662)
仕事の条件を確認し、その課題を明確にし、役割分担を明確にすることで仕事は上手く行く(客先の評価を得る)かというと決してそれだけではありません。
それは、上記の、「充足・応合イメージ」だと思います。それは、明確な成果イメージ、それだけも無いと感じます。上手くはいえないのですが、最初の、成功・応合イメージは具体的では無いかもしれないですが、何か出来そうだ、このチーム、メンバーならいけそうだ、この課題(期待)に応望出来そうだという心の余裕みたいなものを感じる。それが重要だと感じました。 |
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