日本人と縄文体質
183720 「倭」=「日本」であるという定説の嘘
 
たっぴ ( 32 京都 会社員 ) 08/08/21 PM11 【印刷用へ
三百年前に、「魏志倭人伝」が日本の歴史書であると初めて断定したのは江戸期の「儒学者」であった。

この時、「魏志倭人伝」の信憑性は、何ら検証されることはなかった。

三百年後に、その「魏志倭人伝」の信憑性たるやいかにお粗末であるか、「儒学者」の怠った検証を、古代東アジア史の第一歩である「古代朝鮮の所在地」の解明から、徹底的に検証し直して、

「魏志倭人伝」が《100%日本の歴史書でない》と世界・本邦で初めて断定したのは、当『邪馬台国論争・終結宣言』の著者、山形明郷氏であった。

以下に、その内容を引用

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

リンク

山形 明郷著『邪馬台国論争・終結宣言』


17)李 鐘恒(イ チョンハン)元・韓国国民大学学長
           『古代韓国と倭の豪族』より


「倭」が即古代「日本」のことではないという、現在の我が国古代史学界の大前提たる「定説」を全面的に覆(くつがえ)してしまう、「最重要事項であるこの大命題」について、当『邪馬台国論争・終結宣言』より、以下そのまま転載いたします。
      
【元・韓国国民大学学長 李 鐘恒(イ チョンハン)氏は
   『古代韓国と倭の豪族』の中で次の如く謂(い)う。

「倭といえば、すぐそれは日本列島内の住民で、大和政権下にある人達
 であると考えるのが常識になっている。
 この常識は新羅(しんら)の統一以後は正しい。

 然(しか)し、紀元前後から六世紀中頃までは、この常識は通じない
 ばかりでなく間違いである。

 倭人は韓半島の南部、即(すなわ)ち慶尚南道(けいしょうなんど
 う)の海岸地帯から、全羅南北道(ぜんらなんぽくどう)の広範な
 地域にわたって住んでいた在地原住民である。

 これら倭人の居住地は非常に広く、彼らの数を全部集めたなら厖大
 (ぼうだい)なものになったものと思われる。  」

 李(イ)教授は六世紀以前の「倭・倭人」を指(さ)して「在地原住
 民」、或(あるい)は「土着せる倭という名の朝鮮人」
 と指摘している。
   
 このような指摘は、今日(こんにち)現在我が国で固定化され、且
 (か)つ常識とされていた説を大きく揺るがす存在で、我が国の史家や
 研究家などとは雲泥の差ある卓見(たくけん)と云えよう。

 「倭」を「古代日本」に、亦(また)、「邪馬台」を「大和朝廷」の
  前身と言うことで、矢鱈(やたら)に囂(かまびす)しい論議を展開さ
 せている向(むき)は、抑々(そもそも)が「倭」という総体的な輪郭
 の把握が出来損(そこ)ねているからである。     】
                       


 16)17)と続け、我々の教え・教わっている「倭」についての常識的な
 「大前提であるはずの定説」が、根本的・致命的に間違ってしまっている
 ことを日韓の両・碩学(せきがく)は、簡潔な文章で的確に伝えており
 ます。

 しかし、残念ながら、我が国のほとんど全ての歴史学者・歴史マニア・
 マスコミ関係の人達が、「魏志倭人伝・二千文字」に拘泥・固執し
 け、固定化してしまっている<「倭」イコール「日本」であるとい
 頑迷固陋(ころう)な「定説」>の呪縛から未だ目覚めることが出来
 ず、惰眠をむさぼっているのが現状である。

(中略)

『倭の五王』に就(つい)ても、これを応神(おうじん)から仁徳(にんとく)に始まって、雄略(ゆうりゃく)に至る迄の五人の天皇の名に推定しようとしているが、この事は朝鮮の学者は不審に思っており、日本の研究者が云う程度の比定の仕方であれば、『三国史記』に出て来る新羅(しんら)の王名に充分に当嵌(あてはま)るのではないか。

リンク
  
 
List
  この記事は 183555 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_183720
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
216269 『邪馬台国論争・終結宣言』 改訂版 の案内 たっぴ 09/10/02 AM08
マリタ遺跡〜極寒のシベリアで暮らすモンゴロイドの暮らしとは 「縄文と古代文明を探求しよう!」 09/02/21 AM10
184402 【要約】『邪馬台国論争終結宣言』山形明郷著〜@古朝鮮は遼東半島にあった 谷光美紀 08/09/01 PM05
184309 日本の良さ? 新美博章 08/08/30 PM11
184226 歴史の真実は「素人」によって発掘される 庄恵三 08/08/29 PM09
183917 古代史を読み解く視点 阿部佳容子 08/08/24 AM10
183906 『邪馬台国論争・終結宣言』著者のプロフィール たっぴ 08/08/24 AM01

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

「合同板」必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
風土、生産様式、婚姻制
原始婚と性習俗
原始人類(後期)の全員婚
村落共同体の規範について
『日本婚姻史』の概略
日本の交叉婚の特殊性
「交叉婚」の集団性は?
交叉婚で発生した男の自我
江戸時代の結婚〜制度から見た男女の地位〜
西洋人の精神構造と異常な性意識
近代思想の結果が、現代
資本主義とセックス
セックスが「罪深くいやらしいこと」であるから、「処女性」が尊重される
処女観、初交観
夜這い「オコモリ」1
夜這い「オコモリ」2
夜這い「オコモリ」3
夜這い「オコモリ」4
和島家族論
水野家族論
夜這いの解体と一夫一婦制の確立1
夜這いの解体と一夫一婦制の確立2
夜這いの解体と一夫一婦制の確立3
恋愛も代償充足
その関係そのものが、心が通じ合えない構造にある
恋愛は共認不全をごまかす為の価値観念
性的独占意識の心理的転機
多くの男に女として認められること
オヤとコ(柳田民俗学から)
親の囲いが、対象を遮断し、活力を衰弱させる
過保護空間
「子供」という旧観念
婚姻が社会と切り離されて50年も経ってない
「二分の一成人式」に欠落しているもの
謝罪と感謝の方法
心の器
「セクハラ」の驚くべき事実。
イイ子・ワルイ子

『るいネット』は、50年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp