今日みんなと話をした中で、マスコミは社会秩序の破壊者ではないか?という話が出てきた。
そこで、本来のマスコミとは一体何なんだろう?と皆で考えてみた。ネットを叩いてみると、「マスコミは国民の意見の代弁者である」という言葉が出てくる。全然実感とは伴わないが、仮にマスコミが国民の意識の代弁者であるとすると、現在のマスコミの役割の出所は国家の政策の中に国民の意識が反映されにくいという所に対する不全発と考えられる。いわば国家に対するアンチとしてのマスコミ。マスコミの役割とは国家に対して、正々堂々と国民の意見を突きつける存在なのだ。
しかし我々の実感する通り、現実にはそんな事など決して有り得ず、マスコミは国民の意識等、全く反映していない。それどころか、国家やスポンサーの不利になる事に抵触するような発言等は微塵も無く、事実は隠蔽され続けている。まさしく社会秩序の破壊者である。
一体、この違いは何処から出てくるのだろう?
そもそも新聞やラジオや等を媒体とするマスコミは国家という序列統合組織主導の下で作られている。情報の一方的な流布というその性質を考えれば、その意図は序列下位にある国民の意識を統合し、足並みを揃えさせて都合良く動かす為だと見てとれる。ならば国民を操作する為に作られたはずのマスコミが、国民の代弁者に摩り替わるなんて全くもっておかしい。
つまり、マスコミの肩書きと現実とに於けるこの違いは、そもそもの目的意識のズレから生まれている物であり、マスコミは、ハナっから国民の代弁者になるつもりで生まれてなんて来なかったのである。 |
|