>現に個人主義は、自我を肯定視しており、決して自我を否定していません。972
個人主義を主張する人や個人主義者であると断定できる人は減っているが、
一方で、モンペを始めとした“権利(=要求)”や“(自己)主張”
を訴える人は一部ではあるが増え、さらにエスカレートしている。
新概念定義集で“自我”を検索してみると
>みんなの共認によって(自分には)与えられなかった評価を、他者否定と自己正当化によって、己に都合の良い幻想に収束することで自己充足を得る機能。
彼らは、自己充足さえ得られなくなっているのではないかとさえ思える。
充足が得られず、他者否定へと走る。さらに自己正当化・自己讃美では充足できないから自己否定へと走る。
私権原理“自分”から共認原理“みんな”への転換によって、
私権という圧力が働かなくなったが故に、転換出来ずにいると、ますます周りの声が聞けず自我収束。
そこから抜け出すには、周り(みんな)からの圧力が必要。
そのためには、
新しい概念や可能性の提示、そこから生まれる“みんなで共認された”規範や制度を守ることで充足⇔安心できる場創りが急がれる。
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