>市場が国家の寄生物でしかないことは、誰の目にも明らかだろう。<31251 超国家・超市場論11 市場は社会を統合する機能を持たない
お金は私的な評価指標である限り、局部・・・を統合する。
それはあくまで取引として私的に有効である限り、統合機能を果たしている。
私的関係にある集団(企業)は統合できるが、社会全体は統合しない。というより社会統合には関心がない。
発展途上国からよく国際的な金融ルールの制定を少数の先進国が支配している現状を打開する必要があるという声が上がる。
考えてみるとたしかに金融システムの基準の形成や調整は、先進国が参加する国際組織でおこなっている。
先進国が市場のルールを守らせる理由は、守ってくれないと金融支配ができないからである。
金融システムとは資産の収奪のシステムであり、国家がそれを必死に守っているということなのだろうか。
というよりそれは国家の代表者が、金融資本家の手先に成り下がったしまった証ではないだろうか。 |
|