マスコミに支配される社会
177324 闘争からの“抜け道”機能としてのマスコミ
 
こうた 08/05/24 AM10 【印刷用へ
>交換取引は、武力闘争(およびその帰結たる身分制度による私権拡大の封鎖)からの抜け道として登場した。それどころか、最初に交換関係が登場した動機は、額に汗して働くよりも、(相手にこの品物が大きな可能性を与えてくれると信じ込ませることさえ出来れば)交換によって得る益の方が、ずっと大きいからである。(「超国家・超市場論9 私権闘争の抜け道が、交換取引の場=市場である」30709


闘って勝てない相手に対し、闘わずして富を掠め取る手法として発明されたのが、交換取引という“抜け道”。(但し“交換”と言っても、幻想共認=騙しが混入されている以上、はじめから“不等価交換”なのであり、ある意味掠奪の一方式と言って良いと思う。)
・・・市場はこうした幻想共認=騙しと、その結果生ずる価格格差を原動力として拡大してきた。

そして、市場拡大と、価格格差を武器にした搾取(結果としての貧富の格差の拡大)を推し進める上で、非常に重要な役割を担っているのがマスコミだ。
単に共認非充足という弱みにつけこんで本来必要の無い快美商品を宣伝することに留まらず、最も有効な市場拡大ビジネスである戦争も、マスコミによる世論誘導なしには成立しない。

事実を隠蔽し、人々を惑わすための偽の情報を敢えて流し、人々の思想や行動をコントロールし、社会秩序を維持しようとする国家にダメージを与え、翻弄し、結果一部の金貸しの懐に莫大な富が転がり込む・・・。
また、マスコミ自身も、己はほとんど批判を浴びることなく、他者を一方的に否定し攻撃することで金を稼ぎ、メシを食っている。

これは、かつて、強大な力を持つ私権統合国家の長たる王に取り入り、巧みに話術を駆使して騙すことで富を掠め取った方法と、基本的には同じ構造なのではないか?
最も、騙す相手は一国の王ではなく、市場における私権闘争に盲目的に邁進させられている、我々一般庶民なのだが。

自らは闘わずして富みを掠め取る・・・という意味で、この「マスコミ」という存在は、はじめから闘争からの“抜け道”機能の一つとして発明された金貸し達の武器なのではないかと思えてくる。

・・・つまり、皆に事実を伝える機能など、はじめから有していなかったのだ。
 
List
  この記事は 30709 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_177324
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、50年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp