暴走する悪徳エリートの所業
167758 周りを傍観者にさせ、事実追求を妨げている私権制度とマスコミの存在〜薬害訴訟問題より
 
大嶋洋一 ( 45 福井 電気・情報設計 ) 07/12/25 PM05 【印刷用へ
るいネットに投稿されている光氏母子殺人事件167490や、最近、決裂に終わった薬害C型肝炎訴訟の和解案に於いても、裁判所の判決が、原告側≒マスコミ側の評価を気にした判断に変ってきているのではないか、という傾向が感じられる。

薬害訴訟に於いては、
全国5ヶ所で行なわれている裁判の判決が何故異なっているのか?や、他の法律や医療の専門家の意見はどうなのか?、当時、症例リストが公開されているのにも関わらず、国が何故本人に通知しなかったか?、問題となっているフィブリノゲンを使っていなくても毎年感染者が登場しているのは何故か?
など、とても判決をするには不十分な状況証拠しかないにも拘らず、誰も事実を追及していないことの問題性を感じる。

これも、少しでも事実を公表しようものなら、依ってたかって、問題だと取上げるマスコミ包囲網の中では、返って当事者は出し難いという意識が、さらに問題を見えなくさせている。

結局は、最も当事者から離れた存在=法律を定めたり、規制をする国に責任を押し付け、当事者である患者や製薬会社、或いは医者が同じテーブルについて、相手の話をじっくり聞こうではないか、という場がないことが問題である。

本来は、同じ社会(集団)の成員であるならば、問題が起こった時に、先ずその当事者から事実を明らかにさせ、当人の問題があれば、その人間を更生させることに周りの人が精力を注ぐことが求められる。そうやって、昔の人はもめごとがあっても、なんとかプラスに転換し、どうやったら成員のみんなが活力を持って生きて行けるかと考えてきたのである。

現在は、問題が起これば裁判に持ち込み、そこでは事実がどうと言うよりも、いかに自分に有利な判決に持ち込むかが争点となる。従って、これらの私権制度の中ではいくら争っても、周りの人間をできるだけ関わりたくないという傍観者の意識にさせるだけである。

その上で体制側の裁判官自身も、最近は公正・公平さよりも、原告やそれを推すマスコミの論調に乗っかった判断に傾き、その方が秩序を維持する上では有利だと判断しているのではないか。つまり、マスコミ自身が制度の転換を妨げている最大の壁であるとも言えるのだ。
 
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167933 旧思想のマスコミに翻弄された政府 匿名希望 07/12/27 AM11

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