暴走する悪徳エリートの所業
161446 邪魔者は潰す!と言うアメリカの戦略⇒再度、松岡農相の自殺を考える。(1/2)
 
森羅万象 ( 不惑 森 万象 ) 07/09/16 PM05 【印刷用へ
■現職大臣の自殺と言うショッキングな報道(H19年5月末)から既に4ヶ月近く経ちますが、再度、この事件を考えてみたいと思います。

引用、参考元は「憲法と教育基本法を守り続けよう。」 リンク です。
●戦後の自殺した現職国会議員
中川一郎(83衆自),松本幸男(83衆社),名尾良孝(91参自),新井将敬(98衆自),永岡洋治(05衆自),松岡利勝(07衆自),
の6人で松本議員以外はすべて自民に所属。
 松本議員と名尾議員は病気を苦にしたものと見られるが,これ以外の自民党所属衆議院議員4人の場合はすべて政治絡みの何らかの葛藤に起因すると推定される。自殺手段はすべて首吊りということになっているが,他殺説(自殺教唆説を含む)が依然として「すべて」のケースについてくすぶっている。
松岡利勝 1945-2007 熊本県阿蘇町出身 鳥取大農卒農水省 赤坂議員宿舎
永岡洋治 1950-2005 茨城県古河市出身 東大法学卒農水省 世田谷の自宅
新井将敬 1948-1998 大阪府曽根崎出身 東大経済卒大蔵省 ホテルパシフィック東京
中川一郎 1925-1983 北海道広尾町出身 九州大農卒農林省 札幌パークホテル
このうち新井将敬は大蔵官僚だが,それ以外の3人はすべて農林水産官僚出身であることが特徴的である。これは決して単なる偶然の一致ではない。彼らは言ってみれば「遅れた地域」から選出された議員たちであり,彼らの政治家としての苦悩はそれ自体民衆の苦悩を反映している。特に永岡洋治と松岡利勝の2人には強い共通点として,郵政民営化反対の立場から小泉改革支持に転回したことが挙げられる。彼らの「挫屈」とも呼ぶべき悲劇的な屈折はある意味で,彼らが代表する農山漁村の地方民衆と国際資本の代弁者と化した自公政権との深刻な亀裂・対立を表象していると言っても言い過ぎではないだろう。

●国策捜査という言葉は佐藤優氏の著作「国家の罠」によって知られるようになったが,その「国策」が実は「売国」であるということにそろそろ気付いてもよいころだ.最初の例は田中角栄の脱米自立路線に危機感を抱いたアメリカが仕掛けたロッキード事件である.時の宰相を捕縛した東京地検特捜部はアメリカからリモートコントロール可能なツールであり,すべての国内メディアはそれに協力するプロパガンダ機関として総動員された.
以下に5月28日の事件に終結してゆく事象の流れを時系列で整理。
獲物を破滅へと追い込んでゆく大掛かりなオペレーションが軍事作戦よりも緻密に練り上げられていることが確認できる.
4/11 農林水産省生産局種苗課審査官が午前8時頃痴漢の現行犯で逮捕
4/13 11日の農水省職員の痴漢事件を産経新聞が報じる
4/27 緑資源機構を捜査中の地検特捜部が公正取引委員会が押収した証拠
  品を紛失
5/8 紛失した証拠品を業者が焼却(溶解?).検事正など6名に厳重注
  意など懲戒処分
5/11 共同通信が地検特捜部の緑資源機構関連証拠品紛失をスクープ
5/18 松岡氏の事実上の秘書だった地元の損保代理店社長が阿蘇市の自宅
  で首吊り自殺
5/22 松岡事務所関係者が熊本の自宅で首吊りした事件を夕刊フジが報道
5/24 緑資源機構の林道整備談合容疑で地検特捜部は幹部2人を含む関係者
  6人を逮捕。都内で鈴木宗男議員と会食,「上からの指示でしゃべれ
  ない」との苦渋を明かす
5/25 地検特捜部は機構九州整備局,宮崎地方建設部,松江地方建設部な
  どを一斉捜索。午前中閣議あり,午後は農林水産物等輸出促進全国協
  議会総会に出席。名誉会長職は小泉純一郎前首相に遷る,農相のスピ
  ーチは精彩を欠くものだった。松岡農相ダービー観戦をキャンセル
  し,夕刻地元熊本に帰郷。
5/26 農水省総合食料局食糧貿易課課長補佐が午前0時頃強制わいせつ容疑
  で現行犯逮捕。松岡農相母親とともに父親の墓に墓参.午後1時熊本
  市内で散髪。ZARDの坂井泉水入院中の慶応病院で転落死
  2チャンネルに「松岡逮捕は絶対にない。そのまえに彼は、自殺する
  か、突然死する。 」「いやどうせなら月曜日の朝がいいか。。。一
  週間、松岡一色。。」の投稿が出る
5/27 日本ダービー(皇太子への招待状を出した主催者である松岡農相の姿
  は見えず)。農水省北陸農政局福井農政事務所の消費流通課係長を下
  着窃盗の現行犯で逮捕。熊本の松岡に飯島前秘書官から電話,長時間
  会話する.午後7時飛行機で東京へ
5/28 午前9時半飯島前秘書官から松岡に電話,松岡は居留守を使って電
  話に出ない
  午前10時赤坂議員宿舎の自室で秘書と打合せ,手を握り「世話になっ
  た,ありがとう」
  午前10時半もう一人の秘書からの電話に「世話になった」と応える
  午後0時20分頃松岡農相が自室で首吊り自殺しているのを秘書と主任
  警備員が発見
  午後0時42分救急隊が慶応病院に搬送,午後2時死亡確認の発表,検死
  は行われず
  伊吹文科相「死人に口なしという残念な状況になった」の不規則発言
  5/26の農水省食糧貿易課課長補佐のわいせつ容疑事件を朝日新聞が報
  じる
  5/27の農水省福井農政事務所係長の下着窃盗事件をNHK福井が報じる
5/29 森林開発公団(緑資源機構の前身)元理事山崎進一が自宅マンショ
  ン駐車場で転落死
  政府は緑資源機構の林道整備など主要事業を廃止し事実上解体する方
  針を決定
5/30 党首討論放映.規制改革会議が機構の林道・農用地整備の主要2事業
  の廃止を提言
  フジTVで飯島前小泉首相秘書官が遺書の表書きを公開,「政局に影
  響はない」と発言
5/31 野党提出の議院運営委員長・厚生労働委員長・厚労大臣の解任・不
  信任決議案を否決
6/1 未明に衆議院は保険庁解体法案・年金時効撤廃法案を可決
  赤城徳彦が後任の農林水産大臣に就任,農水省が緑資源機構の廃止を
 事実上決定

〜続く〜
 
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