共同体社会の実現
160346 自由・個人などを盾に物を考えることの幼稚さ
 
本田真吾 HP ( 壮年 香川 建築家 ) 07/09/03 PM00 【印刷用へ
るいネットの中で、ユダヤ等の巨大資本に操られる市場の仕組みが明らかになるにつれて、

> 市場(=旧い現実)を否定するのでなく、その構造を肯定的に捉え、その中で勝ち抜くことによって、初めて新しい現実を実現していけるのですね。(133699

の必要性を痛感するようになった。彼らは、排他的な精神構造の持ち主で、自集団の利益のためなら、手段を選ばないという冷徹さがある。これは、本源価値からすれば許せない話である。

しかし一方で、支配観念による洗脳で、自分のことしか考えられなくなった多くの現代人は、その属する集団をどうするか考えることすらできなくなっている状態だ。

敵とはいえ、彼らの思考は緻密で、統合や秩序化の意思で貫かれている。それゆえ個人というレベルにとどまっていない。問題があるのは、それが、支配という形式の秩序化のためだからである。

そして、彼らは支配に都合のよい観念や制度を作り出して、巧妙にそれらの共認させ、お金による支配体制を固めてきた。なぜならば、自分のお金が何よりも大切という共認なしにはこの支配体制は成立しないからだ。

この現実を見ると、現代人に多い、個人を一歩も超えられず自分のことしか考えない精神構造では、勝てる相手ではないという状況認識が必要だと思う。彼らは、ずるがしこいという形容詞はつくが、頭がいい。

しかし、貧困の消滅からくる、市場拡大の停止以降の現実は、彼らのお金による支配にとって大きな逆風である。この時流に乗って、支配ではない社会の統合と秩序化を実現することが、いま成すことである。

>今、必要なのは、この国家や市場を解体・再統合できる様な人々の結集であり、その為の『現実の場』の結実である。あるいは(「自由」「個人」を金科玉条とする旧観念派には、目を背けたくなるような言葉だろうが)『場の秩序化』=『体制化』であると云ってもよい。(35272

ここでは秩序化が、みんなのためなのか、支配のためなのかも峻別できないような、旧観念議論は意味をなさない。また個人主義は、人々の結集を阻む特性を持ち、それを信奉すること自体、彼ら支配者の思う壺なのだ。

この、高度な資本家の支配体制に気づけば、いまだに「自由」「個人」などを盾に物を考えることしか出来ない個人主義の幼稚さが見えてくる。だから、そこから抜け出すことで初めて、新しい可能性が見えてくるのだ。


 
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