否定脳(旧観念)からの脱却
159385 うつ病と診断された友人との会話の中で@
 
喜田育樹 ( 34 京都 デザイナー ) 07/08/21 AM00 【印刷用へ
先日学生時代の女友達から久しぶりにメールがきた。
「ウツやねん、なんとかして」と。

学生時代アルバイトを共にしていた私の記憶には、仕事をテキパキこなしてみんなでワイワイ楽しくやっていた愛い奴、というイメージしか残っていなかったので、「はぁ〜?どういう事?」となってしまった。が、どうやら仕事の事、子育ての事、引越しの事など諸々の事が重なって気持ちが凹み、今では心療内科で抗ウツ剤、睡眠薬、イライラを抑える薬など数種類の薬を飲んで静養中との事だった。

久しぶりに会った彼女の顔は、昔の元気だった頃に比べて確かに表情もなく、話の焦点も定まらない感じ。薬の副作用もあって物忘れが激しいらしく、話していても「あれ?私何が言いたかったんだっけ?」となり、元気な彼女を知っていただけに少々痛々しかった。

そんな中、他愛もない話しを交えながら、少しずつ彼女の今の状況や、ここまでに至った経緯、彼女の家族の事などを聞きだしてみた。結果見えてきたのは、答えを出せない統合者不在の職場環境や、周りの人間関係と断絶した一対家庭での子育ての限界、自分で何とかしなければ・・という自分観念による閉塞など、現代社会の閉塞構造そのものだった。

そんな閉塞感、焦燥感が募る状況の中、子供を傷つけるようになり、このままではダメだと思い心療内科を訪ねたところ、ウツと診断された。そしてストレスが完全になくなるまでは薬が必要と言われ投与され続けた結果、記憶障害や気力低下、注意力低下になりますます閉塞感が募ってきたという状況だった。



まず、私が思ったのは、彼女はウツではないという事。正確に言うと、医者のウツという一言では答えになっていない。
活力構造は外圧=内圧になっており外圧を捉える事が出発点。現代の外圧は周りの期待圧力であり、彼女の場合具体的には子供の期待もその内の一つである。
スキンシップしたい、一緒に遊びたい、本を読んで欲しいという子供の気持ちにまず同化することが出発で、その期待に応えると子供は充足し、その笑顔が自分の充足になる。今の彼女は子供発ではなく、自分が勝手に作り上げた子育てのやり方や、家事の組み立て方が出発にあるので、それにあわない子供の言動が全て否定対象になってしまっている。その結果子供に充足を与えられず、自分も充足できない状態になっている事などを図解化し説明した。

そして、そうなってしまった原因には、上記のような社会の閉塞構造がある。子育て課題元々みんなの課題であった子育てが一対家庭によって閉塞している事や、個人主義の蔓延が自分観念を助長し益々閉塞している事などを伝えた。

一通り話した後、彼女は昔の表情を取り戻し、私が書いた図解に釘入るように眺めすごく納得してくれた。今までの閉塞が全て潜在思念でつながり、大きな歩むべき道が見えたと。
今までは「外に出歩くのがいい」「相手の笑顔をみるのがいい」とか言われてきたけど、いいのは解っても本当にそれで解決するとは思えなかった。でも、その事も相手発の立場になるからこそ結果的にそうなるのだと繋がった。
もしイライラが襲ってきても拠り所になる答えが見つかったので必ず良くなっていける気がする。もしこの事に気付くのが遅かったら手遅れになっていたかもしれない、なんだかもう薬が入らない気分になってきたとまで言ってくれた。

最後に相手発の充足感情を固定化するための「感謝と謝罪のトレーニング」の優れた投稿とカードを渡しサヨナラした。私もるいネットで得られた認識とみんなに感謝です☆
 
List
  この記事は 2772 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_159385
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
“英才教育”はひきこもりやうつの原因の一つかもしれない 「にほん民族解放戦線^o^」 14/05/17 PM11
253111 うつ病と診断された友人との会話の中で@を読んで yanyan 11/06/16 PM11
謹賀新年:::子育て関連るいネットインデックス ?〜保護者問題【母親編】 「感謝の心を育むには」 09/01/04 PM08
190001 「うつ」について思うこと 茉莉花 08/10/18 PM05
161800 うつ病について思うこと 匿名希望 07/09/21 PM11
160600 言霊って恐ろしい ぺぇやん 07/09/06 PM09
159771 患者増産で飯を食っている輩の撲滅 斎藤一浩 07/08/26 PM00
159617 相手に充足してもらいたいから考える 本田真吾 07/08/24 AM08
「うつ」という診断ありきではなく、常に現実から出発すること 「ブログ de なんで屋 @東京」 07/08/23 PM10
みんなが求めているものは? 「毎日のありがとう☆.。.:*・゜」 07/08/22 AM00
“うつ”のメカニズム? 「Biological Journal」 07/08/21 AM02
159387 うつ病と診断された友人との会話の中でA 喜田育樹 07/08/21 AM00

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、50年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp