暴走する悪徳エリートの所業
157545 奈良県妊婦死亡事件 マスコミは二重に関わっていた
 
Nirvana ( 20代 ) 07/07/24 PM11 【印刷用へ
この奈良県南部の産科医の事件(分娩中に母親が意識消失→産科医が他院での処置を必要と判断→転送先の病院を探すが18軒に断られる→大阪の国立病院で受入→母親死亡)では、マスコミは二つの形で関わっています。

一つは、18軒もの病院が受入を断って処置が遅れたこと。もう一つが、この分娩時の産科医がマスコミに叩かれ奈良県南部から去り、奈良県南部の産科医がいなくなった事。

18軒もの病院が、受入を断ったのは、なぜか?

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新小児科医のつぶやき::その日が来たか・・・
リンク

最近の医療では不十分な体制で受け入れる事も非難される時代になっています。義侠心を出して手薄な体制で引き受け、結果として不幸な転帰を取った時には「引き受けた方が悪い」と非難の的になります。「なぜもっと万全の体制の医療機関に送らなかったのか」の厳しい批判です。批判は単なる言葉だけの問題ではありません。莫大な賠償金付きの訴訟が待っています。訴訟が起されればマスコミからのリンチのような社会的制裁が待っています。そんなものを受ければ病院の存亡に関わる事態になりかねませんし、担当した医師は医師生命を断たれてしまいます。

この十字架についてはネットに参加する医師の間では既に常識化しており、「ロシアン・ルーレット」とか「ババ抜き」と表現されています。患者の為に医師の使命感に燃え、無理を承知で引き受けたものが破滅する怖ろしいシステムです。この十字架は都市伝説の類ではなく、立派に司法の場で繰り返し断罪され判例となっている事実なんです。

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「助けられそうにも無い患者は引き受けない」という意識が浸透していくのではないか?と、このブログは結論付けています。その可能性は非常に高いでしょう。

母親が死亡し、マスコミはこの事件を一斉に取り上げます。しかし、取り上げたのは、「受入を断った病院」ではなく、最初に分娩に立ち会っていた産科医でした。

「助けられそうにもない患者は受け入れない」という空気を作り出した原因を追求せず、搬送に時間が掛かったのは、この最初の産科医の責任にして、叩き続けました。(勤務医 開業つれづれ日記 リンク

結果、この産科医は奈良県南部を去り、この地域で産科病院は一つも無くなります。

この事件に関して、マスコミは2重の意味で関わっていながら、その責任を追求されることも、その所業を指摘されることもありません。
 
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奈良県の妊婦が救急車で搬送も受け入れ病院見つからず、更に事故を起こして、、結果、流産。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン  不必要なドクターヘリ配備など要らない。地道に地域医療体制を整えて(ノ`Д´)ノ 「チョクのブログ」 07/08/31 AM11
奈良県妊婦死亡事件の事実〜マスコミ報道は、これでいいのか??〜 「毎日のありがとう☆.。.:*・゜」 07/07/27 PM08
157547 マスコミは巨大なクレーマー Nirvana 07/07/24 PM11

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