生命原理・自然の摂理
153621 植物の集団性はダイナミック!
 
丸一浩 HP ( 40歳代 滋賀 農業 ) 07/06/06 AM00 【印刷用へ
>3.集団(種)の中にあってこそ生命
まさに、集団の中にあってあるいは集団との関係を押さえることによって、初めて生物の機能や適応戦略が解明されるのです。つまり、集団(→社会)の議論を抜きにした進化論は欠陥品でしょう。
(2540 「科学と社会」)

植物においても上記の「集団(種)の中にあってこそ生命」と言う摂理は生きています。

例えば、植物の集団(→社会)の関係の例の一つに「群落」と言うのがあります。〜以下一部省略、概要を引用〜リンク

>植物は、あるひとつの個体が単独で生育することは少なく、多くの場合、複数の個体さらには複数の種類が集団をつくって生育している。その集団は、同一の環境条件に適合しているため、全体としてまとまった性質をもっており、これをある基準により区分して、単位性をもたせたものを群落または植物群落とよぶ。厳密にいうと群落は、同じ立地条件のもとでくりかえし出現する、ほぼ同じ種で構成された集団ということになる。

>すべての群落におこることではないが、群落自体が周囲の環境条件を変化させることもふくめ、周囲の環境条件の変化により、群落の種の構成や構造が変化していく遷移とよばれる現象がある。群落は、それ以上変化しない極相とよばれる段階まで遷移し、その状態で安定する。

>群落に対する考え方には、その単位性に関する問題や、把握する状態により、いくつかの重要な概念がある。群落の単位性については、個々の植物種の分布が偶然に重なりあったものであるとする捉え方と、植物の種の間に有機的な関係があるとする捉え方がある。群落を把握する状態については、野外において実際に認識できる具体的群落と、ある基準にもとづいた作業によって、分類、認識できる抽象的群落がある。

>優占種により群落を区分する場合、その基本的な単位は、基群集(sociation)とよばれる。森林など優占種の木だけでなく、低木や草なども生えている多層群落では、各層の優占種が識別され、それによって命名される。たとえば、関東地方のアカマツ林は、アカマツ、コナラ、アズマネザサ基群集とされている。
〜引用終わり〜

上記のように基本的に植物も「群落」を形成する「群生」により適応しています。
群落形成中には植物の異種間の縄張り闘争と同時に同種間での縄張り闘争が繰り広げられています。
しかし、単に縄張り闘争をやっているだけではなく、同種間のコミュニケーションによる「危機管理」システムもしっかり持っていて、このシステムにより「種の保存」を最優先に機能させています。
参考→個体間ではコミュニケーションをはかる機能まである事が最近の研究では明らかになっています。
リンク でも紹介されていますが「かおりコミュニケーション」呼ばれています。

また、同時に異種間での「共生」リンクと言う状態も維持されています。

「植物」という生命体を考える時、接木や挿し木により個体数を増やす事ができます、この事は既に植物では「個」と言う概念が無効である事を示していると思います。また、上記のように「種間」でも「他種間」でも縄張り闘争を繰り広げながら「コミュニケーション」をとって危機に対応したり「共生」という適応戦略を取り入れている。

本当に「植物(自然と言い換えても良いのかもしれませんが)」は「ダイナミック」だなぁ、と思います。
 
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