現状、ボランティア活動や環境運動、NPO活動など、非営利活動という名の市場外活動が数多く存在する。それらは盛り上がりを見せているようであるが、その実問題解決に至った事例はほとんどないのではなかろうか(問題が解決していけば団体数は減ってもおかしくないが、増える一方)。
そもそも、それらの団体を設立するにいたった問題群は、現在社会秩序を形成している、国家や市場が生み出した物であり、その現況の改善なくしては焼け石に水状態であると思う。
また、それらの非営利活動に対して社会的に一定の評価は得られてはいるが、市場の中の経済活動と比較するすべがまったくなく、「これはこれ、あれはあれ」といった具合に、問題の原因とその補完物である非営利活動がなんのヒエラルキーもなく、独立して存在している。
>潜在的な新しい可能性が顕在化して新しい現実と成るためには、古い殻を内側からこじ開け、私権の現実の中を突き抜けてゆく必要がある。だとすれば、新しい演場、とりわけその中核を成す『認識形成の場』自体が、私権の現実(国家や市場)の真只中に乗り込み、内部から私権世界を解体・再統合しながら、突き抜けてゆくしかない。(35272)
私権圧力の衰弱から生起した本源収束の潮流がこれらの非営利活動を活発化しているのだが、現実世界と潜在思念のはざまでどちら付かずになっているのではないでしょうか。
引用投稿にあるように、私権の現実の中で、営利活動以上に必要とされ、人的評価を勝ち取って行く以外に、これらの活動が根本改善という結果を出していく術はないと思う。
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