>この感応回路と観念回路の認識位相の違いが、パラダイム転換を超困難にしている直接の理由である。(18571)
この転換期において人々の足を引っ張っているのがテレビの存在だと言えます。環境破壊や経済破局のテレビ報道は、益々高まっているにも関わらず答え=可能性の実践的な模索には、なかなか繋がっていかない。かつ、観念捨象は、加速される。
それどころか、活力を求めてか高度成長期時代のアーカイブス番組や回顧録(リバイバル)報道が目立ってきたように感じる。
結局は、「昔は、よかったなぁ」「自然を大切に!」でお仕舞いなのです。
>その可能性の実践的な模索に収束するのが当然で、その代償観念にすぎない感応観念(価値観念や規範観念)はもはや無用となったのである。
言わば、テレビは、解脱箱としての存在は言うに及ばず、社会に関心を抱かせる番組が増えて来たにも関わらず、音声と映像による感応回路しか刺激し得ず今やテレビは、完全に感応観念箱と化し無用化してしまったと言えるのではないでしょうか?
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