某テレビ局が制作、放送した情報番組の内容が捏造だったという事件。
この事件に憤慨した人は多いと思う。しかし、これが非常に怖い事であると認識できた人は一体どれほどいるだろうか。
小泉劇場以降、最近のアパの耐震偽装問題を見ても、マスコミによる情報操作はあからさまな感があるが、それでも、マスコミを排除しようとする動きが起きているようには見えない。「またか。。。」で終わっている人がほとんどだろう。
このように同類闘争圧力が高まっていかないのはなぜだろうか。
憤慨しているだけでは、何も起こらない。なぜなら時間が経てばそんな気持ちは納まってしまうから。しかし、マスコミの情報操作がなぜ行なわれているのかという事実構造を知っていれば、いかに恐ろしいことが行なわれているのかがわかるし、怖さはいつまでも心に残り続ける。しかし、一人ではやはり何も起こらない。問題意識だけでは流産してしまう。
潜在している不全を顕在化するために事実を構造化(事実追求)し、それを発信することで、自分以外の人と何をしなければならないかが共有できてくる。それが仲間からの期待となってくれば同類圧力が高まっていくはず。
同類闘争圧力が高まらないのは、事実の追求が足りないからだと思う。(それを阻害しているのがマスコミ→普通の人は思考停止)
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