>もし性闘争を源泉とする序列闘争=力の論理を制御する機能が無ければ、集団は解体されて終うでしょう。それが親和共認や闘争共認や規範共認etcの共認機能です。つまり、性闘争→力の論理も、基本的には共認の制御下にある訳です。
集団内では絶えず序列闘争を繰り返しながらも、縄張りを巡る同類闘争時には、課題⇒役割⇒評価共認の下に集団が統合される。共認が、自我を制御する。その優先順位が乱れることはない。
・原猿時代に直面した極度の不全状況に突破口を示したのは、共認機能の原基たる共感機能。
・闘う前から勝敗が決まっている外敵(=異種間)闘争と違い、常に僅差の勝負を強いられる同類闘争において勝敗を決するのは、集団の持つ闘争共認力。
進化の鍵は、いずれも共認機能が握っている。
だからこれらの事実は、しばしば共認⇔自我の逡巡に陥ってしまう私達人類が、答えを出すために立ち戻るべき場所であると思う。
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