>とりわけ、−捨象・+収束のドーパミン回路によって描かれた評価の充足イメージは、幻想性が強くなります。(2662)
上記に関連したサルの実験結果があります。
報酬確率が50%という不確実な状況で最もドーパミン細胞が活性化する様です。確かに、一か八か、半か丁か、博打勝負の時などは、最もドーパミン細胞が活性化しそうです。と同時に、幻想性も相当強くなっています。
私権闘争の場面で、不確実なほど幻想性が高くなるのもドーパミンの影響だと思います。
リンクより
>ここに興味深い実験がある。
>イギリスで、猿を使い脳の快楽状態を示すと言われているドーパミン細胞の活動状況を調査する実験が行われた。実験は、報酬をもらえる状況を変化させながら、脳内のドーパミン細胞の活動状況を調べていく実験である。確実に報酬がもらえる状況、80%の確率でもらえる状況、50%でもらえる状況など、報酬獲得の確実性を変化させていったのである。この実験の結果、興味深いことが示された。ドーパミン細胞は報酬が確実な状況で高い活性度合いを示した。これは予想された結果であった。
>面白い結果というのは、不確実な状況における結果であった。50%の確率で報酬がもらえるような状態、すなわち一定の不確実性を持った状況において、ドーパミン細胞が最も活性化の継続性を見せたという点である。これは、脳の快楽が、不確実性という状況で特徴的な反応を見せたということである。このことは生き物が確実な報酬の利用だけでは先細りとなるため、不確実な報酬の探索にも脳内で動機づけられるように設計されているためと推測されている。
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