未婚女性の9割「出産に不安」(パソナ調べ〜2006年12月12日/日経産業新聞)リンク
>未婚女性の88.7%が将来子供が欲しいと考えているものの、同時に89.1%が出産や子育てに不安があるとの結果が出た。
>調査は同社のウェブサイト上で派遣社員や正社員、主婦、休職中などの女性を対象にアンケート方式で実施した。
私の周りの女性(主に30代)を見ても、決して「結婚出来ない女」ではなく、「結婚したくない女」が多い、理由は子育て不安発が大半です。客観的に見てもいいお母さんになりそうな女性が、「いつか子供は欲しいけど、今は子供を育てていく自信が無い」と言い続け、結果30代,40代へと年齢を増やし続けているのが現状です。
その不安→自信が無いという思いは、いったいどこからきているのでしょうか?
>出産・子育てへの不安に関して「経済的なこと」を挙げた回答は64.4%に達した。出産費や子供の医療費、保育費などへの支援を望む声も寄せられた。
果たして「経済的なこと」が本当に子育て不安の要因でしょうか?
戦時中などの貧困時代に5人や10人の兄弟がいる家庭が多いにもかかわらず、貧乏人がいないほど豊かな現代において少子化が止まらないのだから、「経済的理由」では全く説明がつかずむしろ矛盾しています。
にもかかわらず政府は「少子化要因は経済的理由」と決め付け、「少子化対策を一生懸命やっていますよ!」「そのためにたくさん予算を組んであげていますよ!」と、税金をジャブジャブ使う己を正当化しています。
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>「少子化関係予算」は12.3%増・07年度、政府発表
>政府は26日、2007年度の少子化関係予算が今年度比12.3%増の1兆7064億円になると発表した。
少子化要因の構造を間違って捉えているのだから、いつまでたっても女性達の不安解消されないのは当たり前です。現代の女性は、倒錯した政策しか出せない政府の犠牲者と言っても良さそうです。更に安易に税金を投入することで国の借金を増やし続けています。我々も、目先に走らされ余計に思考停止してしまい、ますます社会を閉塞させているのだから、政府の行為は犯罪的だとも言えます。もはやプロ任せにしている以上、状況が変わるどころか悪化し続けるのは明白です。
女性の不安の中身は「経済的なこと」が第一ではなく、事実上子育てが自分一人の課題になってくることあると思います。社会のみんなが守ってくれるという安心感を持て、安心して生活でき、安心して子育てできる社会であることが実感できれば、子育て不安は無くなるはずです。
キーワードは「安心して暮せる社会を作ること」だと思います。まずは、素人の我々がそんな社会を目指すことから始め、そのためにはどうしたらいいかを考え発信することで、子育て不安を解消できる可能性を開いていければと思います。
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