貧困の消滅、序列原理の消失という状況下で、勝ち組、負け組という言葉がマスコミから流され、一時話題になったが、既に忘れられつつあるのではないか。
マスコミの論調では、お金をたくさん獲得したら勝ち組としているようだが、勝ち組と呼ばれてもみんなから評価されているわけではないだろう。
むしろ、勝ち組は社会的な評価(尊敬、信頼、など)を獲得しようとしてお金を稼いでいるが、有名になったとしても、それは本当の評価につながっているわけではない。
みんなが豊かになってしまった社会では、みんなの期待する答えを出せる人にこそ本当の評価が集まる。
みんなが必要だと思う答え(を実現するため)にお金が集まるようになっていく。
そのようにして、評価指標が「お金」から「認識への評価」へと変わっていく。
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