多田さんが投稿してくれたサイトが、人類の移動と気候の変化がインタラクティブに表示されていてとてもわかりやすかったのですが、英語だったので解説文を日本語にしてみました。辞書に載ってない単語もあって難しい・・・。
内容を見ると、(125138)で岩井さんが紹介してくれたwikiの記述と概ね合致します。
これらが、今の段階での、遺伝子生物学・考古学・気象学・地学などの科学的知見から推察される人類の拡散の歴史とされているようです。
Jurney of Mankind
リンク
-------------------------翻訳---------------------------
スティーブン・オッペンハイマー博士によって設立されたブラッドショー財団は、16万年前に遡る、現生人類の旅のバーチャル体験を提供します。最初に表示される地図は、その時代における民族移動と気候変化を、インタラクティブに表示します。
私たちは、熱帯地方のアフリカにおける、外圧に対して団結して立ち向かった、とても小さな集団の末裔です。彼らは、ただ生き延びるだけでなく、洗練された相互の社会的交流や様々な方法での文化的な表現を発展させてきました。
スティーブン・オッペンハイマー博士は、ミトコンドリアDNA(mtDNA)とY染色体の研究、気候学および遺跡の研究から得られた考古学的知見に基づき、世界中の古代壁画の背景となった民族移動のルートと時期を追いました。
■アフリカ起源
16万年以上前、現生人類−ホモサピエンス−たちは、アフリカに住んでいました。
最も古い考古学上の証拠は、私たちのミトコンドリアDNAとY染色体の痕跡が、東アフリカで発見されたことです。
■16万年〜13万5千年前
4つの集団が、狩猟を行いながら、喜望峰、コンゴ盆地の南西、象牙海岸の西にたどり着き、ミトコンドリアDNAのタイプL1となりました。
■13万5千年〜11万5千年前
12万5千年前頃、一つの集団がグリーンサハラを縦断し、ナイルを北上し、レバントに到着します。最初の出アフリカです。
■11万5千年〜9万年前
レバントにたどり着いた部族は、9万年前頃までには死に絶えてしまいます。
全地球的な寒冷期が、この地域および北アフリカを完全に砂漠化させてしまったのです。
この地域は、後に、再びネアンデルタール人の生息域になります。
■9万年〜8万5千年前
8万5千年前、一つの集団が、紅海を渡り、おそらくは沿岸の漂着物を拾いながら、アラビア半島の南の沿岸部を通ってインドの方へと進みます。
全てのアフリカ人でない人種は、この集団に由来します。
■8万5千年〜7万5千年前
スリランカから、インド洋沿岸を経て西インド諸島まで、彼等は移動し続けました。引き続き、沿岸を辿りながら、ボルネオを迂回して中国南部を移動し続けます。
-------------------------続く--------------------------- |
|