「仕事で成果がでない」「何度指示してもできない」若者は多い。自分も、言われたことがそのままできないという一人である。同化能力の低さを感じる。
これは、「対象同一性の消滅」という意識潮流と深く繋がっていると思う。
90年以降、対象同一性の消滅により、社会規範もくずれ、人に対しても同化対象をうしなった(少なくなった)。一方で、対象性を失った大人たちは「個性」という観念で誤魔化し、あるいは中身もないのに「みんな一緒に」と表層的な観念を子供達にうえつけてきた。この大人たちの撒き散らした観念により(教育で言えば、個性教育)、この子供達は「徹底同化」=そっくりそのまま真似する機会や経験が少なくなった。(例えば、昔で言えば写経などの徹底同化をする課題の減少)これが同化能力の低下に繋がっているようなに思う。
成果や成長するには、赤ん坊を見れば顕著だが「対象に徹底同化」することなのは事実。「徹底同化とは?」「徹底同化の効果は?」今の若者にはそこから共認しないと成長しにくいかもしれません。 |
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