「自分がされて嫌なことをしてはダメ」
「相手の立場になって考えなさい」
お母さんが子供を叱るとき、先生が生徒を諭すとき、よく使う言葉。一見、相手を尊重し、共認原理に則った言葉のようにきこえる。でも、仲間と話していて、判断軸を「自分」においている時点で自分がどう感じるのか?ということが基準となり、それを相手の位置に置き換えただけにすぎず、結局自我(自分)が大事がという教育につながるのでは?ということに気づいた。
「自分の好きなようにしなさい」とか、「自分がいちばん大事」なんて言うことは、教育現場でもだんだん言いづらい雰囲気になってきているけれど、こういった巧妙かつ分かりにくいかたちで、自我教育は残っているんだ!
>共認回路とその派生物たる自我回路は、共に本能と観念の中間領域に存在していますが、共認回路の方がより基底的な位相にあり、自我回路の方がより表層的な位相にあります。<(四方さん)
みんなが求めているのは、表面的な自我充足ではなくて、より深い位置にある共認充足であるという事実と、だからこそ、判断軸を自分からみんなに転換する必要性があることを、しっかり理解することが、改めて必要だと思った。 |
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