人類の起源と人類の拡散
107298 人類進化の事実を伝えていく
 
矢野悟 ( 24 高知 講師 ) 06/03/13 PM06 【印刷用へ
>ケニアントロプス・プラティオプスは18種めの初期人類だから、たった13年で想定種数を越えたのはもちろん、一挙に倍増したことになる。しかも、研究を待つ化石が目白押しの状態の南アフリカの膨大な標本群が別に控えているから、これからもハイペースで種数は増えていくだろう。(5203 阪本さん)

 確かにこの投稿(2001年3月)以降も、新しい人類が次々と発見されているようです。

・2001年7月 エチオピアで、約520万から580万年前の猿人化石とみられる骨を発見
・2002年7月 中央アフリカのチャド北部の砂漠で、約700万年前と推定される猿人の化石を発見(トゥーマイ原人)
・2004年10月 インドネシア・フローレス島で、約38000〜18000年前の新種人類の化石発見(ホモ・フロレシエンシス)

などなど、ざっと見ても数種の発見がされています。

>例えば地球上の現生生物種は、未発見のものを考えると1億種にも達するという見方がある一方、35億年前に最初の生命が生まれて以来、99%は絶滅し、生き残っているのはたった1%だとされる。すると、地球が育んだ生命は最大100億種にも達した可能性がある。この膨大な生物の多様性を考慮すると、人類だけが例外だとはとうてい考えられないのだ。(同上)

 人類のあゆみについて知りたいという子どもたちがいますが、彼らにはこういった事実認識を伝えるということが、非常に重要ではないかと思います。僕自身が中学生のとき、歴史の教科書を見て、人類はアウストラロピテクスからジャワ原人、北京原人、ネアンデルタール人、クロマニョン人という経緯で、単一で進化してきたのだと思っていました。

 そうではなく、現在残っているホモ・サピエンス以外の人類はすべて絶滅したのだという事実。進化といっても、適応できなかったがゆえに絶滅した種が圧倒的に多いということ。その中で奇跡的に適応できたものだけが現在生き残っているということ。これらを事実として、伝えていく。

 現在の人類がどのように進化してきたのか、ということについては子どもたちも興味を持っているテーマの一つなので、ぜひ考えてもらいたいと思います。ニュースで最古の人類の化石が発見されたといっても、実際の社会などの勉強そのものとは繋がりにくかったと思いますが、実は繋がっていることに気付かせることができれば、興味と実際の勉強を結びつけることは可能だと思います。
 
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