人類の起源と人類の拡散
107190 未開部族と現代人の違い
 
匿名希望 06/03/11 PM10 【印刷用へ
現代人は、ともすれば未開部族の生活を後進的な(劣っている)生活様式だとみなすが、はたしてそうなのだろうか?

確かに、彼らの生活には自動車や家電製品は無い。しかし、彼らにはそんなものは不要である。
世界中に移動できる術も持たない。しかし、彼らにとってそんな必要性は無い。
世界中からおいしい食べ物を取り寄せて楽しむことは出来ない。確かに、珍しいものを食べることは彼らも喜ぶかもしれない。しかし、そのために現代人が我慢している様々な苦労をすることは選ばないだろう。

唯一、彼らの弱点と思えることは、時と場合によっては侵略を受ける側にしかならないという点ではないだろうか。いろいろなきれい事で脚色されているが、現代人が彼らを見下すことができる根拠はこの一点にあると思われる。人類史の中で、同類闘争は避けて通れないものだったから、この点は重要であることには違いない。しかし、現代人がそのことをあからさまにしないことに表われているように、人類の本源性になにかしら反していることなのだと思う。

最近は未開部族の生活がテレビなどで紀行記のように紹介され、現代人たちの多くがある種羨望の思いで見ているようだ。私たち現代人が失ってしまった何かがそこにある…、という感じで。

現代日本社会では、あくせく働かなくても生きていけるようになり、何をしたらよいのかわからない、という収束不全が最大の悩みという状況である。未開部族の日常も、あくせく働かなくても生きていけるという点では同じような状況であるが、彼らには現代人のような悩みは無い。

決定的な違いとしてあるのが、本源共認の中に居るか否かという点ではないだろうか。現代人は余暇を持て余すが、彼らにはそもそも余暇という概念自体が無い。全てが生きるということに繋がった生活である。

超肥大社会の中に、どのようにして本源的な共認関係を形成していくかがまさに問われている。人類史を辿り、未開部族の生活を考える中で改めて強く感じた。


 
List
  この記事は 5402 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_107190
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、50年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp