現在の「共同保育」と言われているものは、既存の幼稚園や保育所と同じで、親の都合が優先されているように感じてしまいます。
家庭では親の役割も子供の役割も大変不明確で、共有出来る課題も殆ど無い状態だと思います。子供と言っても3才〜5才にもなれば、年齢に応じた簡単な役割を充分にこなす事が出来ますが、家庭での共通の課題が無ければ当然役割も分担もありません。
この様な家庭から、親と子供を集団・社会に引き出す為に共同保育の場を作るのであれば、それは何がしかの可能性も感じます。しかしその殆どが母親の都合であったり、共同保育の中身が遊び中心の仲間関係の遊びだけで有れば、せっかく作った共同保育の場が有効に活用できない様に思います。
課題は共同保育という場を会して、集団・社会を対象化し、親の課題と子供の課題を顕在化させ、集団の中で親も子供も課題と役割を担って行ける場が「共同保育」ではないでしょうか。
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