既成運動(政治活動やNPO活動)は、なぜ社会を変えることができないのか?
近代社会(私権社会)は、近代思想(恋愛・自由・個人・人権 etc)に導かれて成長してきたが、既成運動(政治活動やNPO活動)もまた近代思想に導かれて成立したものばかりである。
だから、社会不全の根本原因となる近代思想を、否定するどころか、対象化することすらできない。根本原因を対象化できないまま、社会不全を前に、「できる範囲で対処する」というのが関の山なのである。
政党やNPOに対しては、本当に社会を変える気があるのか?と思ってしまうのは私だけではないだろう。どこまでいっても、近代思想の範疇であり、その限界を知る術(構造認識)を持たないのが、既成運動(政治活動やNPO活動)の実態=体制の補完物たる所以なのだ。
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