収束不全:やりたいことが見つからない
103701 うつ 悩み相談事例 28歳 女性 (現在進行形)
 
山田太郎 ( 28 千葉 会社員 ) 06/01/06 PM08 【印刷用へ
これまでいろんなところで悩み相談を受けてきました。先日鬱の子からの悩み相談を受けました。
まだまだ悩み相談の途中(現在進行形)ですが、今日の悩み相談の典型なので報告をしてゆきたいと思います。

悩み相談の相手:
女性。28歳。外資系の通訳として働く。過去転職3回。留学経験1年。

悩み相談の内容
ここ数年活力がどんどん下がり続ける。仕事を休みがちになる。ここ最近ベットから起き上がれない状態になる。

今の状態になった経緯
やりたい事がみつからない。高校生のころから通訳を目指してがんばってきた。通訳になれたのだがこれが本当にやりたいことだったかわからない。
違うかもと思い美術系の通信教育の専門学校を受けるがあまり続かない。考えてみればこれまでの自分はなにごとにも中途半端。これまでは他者攻撃を繰り返してきたが、全然道が開けず、自分に問題があるのではと思いはじめる。最近は自己攻撃を行なう回数が増えてきた。ここから一気に身体が弱っていった。精神科医に診断してもらった。判定は中度の欝症状。薬を飲み続けてくださいといわれる。副作用でフラフラする。欝の診断がでたことによりますます不安。ついにベットから起き上がることもできなくなった。一体どうしたらよいのかわからなくなった。

対応
短期的な対応と長期的な対応の2段階に分けて対応することにした。
短期的な対応とはここ最近の急激な活力衰弱を一時的に再生させるのが目的。原因は自己攻撃と欝診断による極度の不安。活力源の話や意識潮流の話等は聞ける状態ではなかったため。一時的な活力再生を行う。
長期的な対応とは収束不全からくるからくる活力衰弱をメインに扱う。これは非常に時間がかかるため、半年〜1年くらいかけてじっくり行なうこと

短期的な対応→とりあえずの安心感を与え思考できるようにするのが目的
約束ごとをいくつか決めた。
・病気を治そうとしないこと
・眠れないときは無理に寝ようとしない、食が進まないときは無理に食べようとしない。(焦らない)
・眠れないときは本などを読んでもよいが、重い恋愛系の小説(村上春樹とか)は絶対読まないこと。
・自己攻撃思考に入ったら即座に思考を止めること
・答えが出せなさそうな人には絶対相談しないこと(相手の活力を下げる)
・一人で部屋に閉じこもらないこと、なるべく当たり障りのない会話、共感充足が容易に得られそうな会話のみをすること
・抗欝剤は基本的に飲まない。どうしてもやばくなったとき(過呼吸になったときなど)だけ飲む。

この約束ごとを決めた翌日から活力が驚くほど回復した。普通に生活できるレベルまで回復した。これは正直驚いた。
極度の不安が活力を低下させる第一要因なのは間違いないようだ。

長期的な対応→収束不全をどうするか?
これがもともと彼女をここまで追い込んだ根本原因。
これを突破できなければまた同じようなスパイラルに入ってゆくのは必至。
基本的には構造認識の習得と役割の再生です。ここでは短期的な活力再生のときとは違い、現実直視のスタンス。
今考えているのは、週ごとに宿題をだしてゆく方法です。宿題の内容は露店で扱っているお題にしていこうと思っています。
また同時に露店活動にも序所に連れ出していく予定です。
長期的な対応は現在進行系なので、随時報告してゆきます。
 
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