共同体企業とは何だろう?最近まで、非常にもやもやしていました。なんとなく霧が晴れてきたと思ったので整理する意味も含めて投稿したいと思います。
本質は、社員全員が経営者という事だと思います。社員全員が経営者という事はどのようなことかというと、何事も社員全員で決定していくことでしょう。この言葉を聞くとあたかも全てを本当に社員全員でなんでも決定していくという様に考えてしまいますが、そこには、能力ヒエラルキーが存在します。つまり、経理が得意な人が居れば考えるのが得意な人も居ます。つまり当然その中でも役割が存在するわけです。
そこで、現実的には、社員全員に情報公開を行い、全てのことにおいて、発信できる場を用意することのできる企業ではないでしょうか。実現論4_7_04どんな末端でも最先端課題において発信することができる。これには、情報開示と発信の場が必要です。ここでネットという存在が登場してきます。いままでの対面会議では話の流れを絶ってはいけないなあ。等と躊躇してしまいます。また、全員合議制と言っても人数が多くなってくるとそうもいかない。集まる場所もままならない。しかしネットであればどんな場所に至って参加することができる。ある程度時間がたった後も投稿することができる。つまり今までついていけなかった人も自分が理解するまで考えその上で投稿することができるのです。
これは画期的。今までは、「全員」といってもその実感が湧かなかった。
「俺は入ってないなあ」という意識すら持っていました。
しかし、ネット上に全ての情報が開示され、それに対する発信を行うことができるようになることで「全員」の中の一員になった気がします。
共同体企業は、ある固定的な形態だと誤った認識を持っていたようです。しかし今回の変化を受け、共同体企業というものは、あるものではなく目指すものなのではないだろうか。という考えを持ちました。そこにゴールはない。外圧に合わせて「全員で創り上げていく」そんな企業形態なのではないか。外圧が変われば形態も変わっていく。その変化に「全員が参加する」そこへの参加の形態は、様々だ。違和感を出すものから方針を出すもの。ピンからキリまで参加の方法はあるでしょう。
そんな企業形態なのかなと感じた。その意味でネットは、共同体企業にとってきっても切り離せない存在という事を強く感じます。 |
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