心の本体=共認機能の形成過程
91576 いつもいてくれてありがとう
 
喜田育樹 ( 32 デザイナー ) 05/05/27 PM11 【印刷用へ
“いつもいてくれてありがとう“は露店での売れ筋カード。

彼氏や彼女の為に、夫や妻の為に、上司や友人の為に、ペットの為に、・・・
色んな買い方はあるけれど、「プレゼントに・・・」といって買ってくださる方は多い。今日露店仲間と何故このカードが売れるのかを改めて考える中で、大きな気付きがあった。

“ありがとう”という気持ちは誰でも思い返せばいくつか出てくる。
私も例えば「いつもご飯を作ってくれてありがとう」「仕事で忙しいときもわがまま言わず頑張ってくれてありがとう」など妻に対しての感謝の気持ちや、「どんな時も手を差し伸べてくれてありがとう」など仕事仲間への感謝の気持ちも出てくる。

でもこの感謝の気持ちって自分が○○してくれた時にしか出てこない感謝の気持ち。実は「○○してくれてありがとう」という感謝の気持ちは自分発の感謝だったことに気付いた。露店で売れているこの“いつもいてくれてありがとう”の優れたところは“いてくれて”というところ。この感謝の気持ちは、ただいてくれるだけで、相手の存在そのものに対して沸きあがってくるものだったのだ。

そう捉えると幾つか別の気持ちが出てきた。
1人徹夜の仕事は大変でも、誰かそこに居るだけで少し安心してやる気が出たり、阪神大震災のような恐怖に包まれるような事があっても、誰かと目が合うだけで心が和らいだり、迷子の子供が泣くのを堪えて親を探していて、親を見つけた瞬間に気持ちが溢れ出すのも、すべて相手が居るだけで湧き上がってくる相手への感謝の気持ちだ。

>「相手も同じく自分に依存し、期待しているんだ」という事を共認し合えた意味は大きく、相方に深い安心感を与え、互いの不全感をかなり和らげることが出来た。この様に、不全感を揚棄する為に、相手の課題=期待を自己のそれと重ね合わせ同一視することによって充足を得る回路こそ、(未解明だが、おそらくは快感物質βエンドルフィンを情報伝達物質とする)共感回路の原点である。(実現論1_4_05)

いてくれるだけで感謝の気持ちが湧いてくるのは、この共認回路があるから。”いつもいてくれてありがとう”が人気なのは、自分発の感謝ではなく、誰もが原点に持っている共認回路に響く言葉だったのだという事に気付いた。この気持ちを乗せてこれからもこのカードをみんなに勧めていきたい!今はそんな心境です。


 
 
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