恋愛って、何?結婚って、何?
75507 男たちは 『力の基盤』 を失った
 
浅田祥幸 ( 25 企画 ) 04/07/27 PM03 【印刷用へ
私権時代、男にとってのセックスとは、性の充足を得ることそのものよりも、むしろ『性闘争勝利の証』『独占支配の証』を得るための行為であった。そのためには当然『力の基盤』が必要となる。それが『私権の力』であった。そして、それを獲得するために、他人を蹴落としてでものし上がっていく、私権闘争を繰り返してきた。

そして、一方では女をモノにしたいという独占欲、もう一方では、獲得した以上は守っていかなければならないという庇護意識(規範意識)を充たしてきた。

しかし'70以降、性権力の肥大化によって、もはや衰弱した私権の力では、女をどうにも思い通りにはできなくなってしまった。
>『セックスレスの原因構造〜大転換期1970年頃になにが起こったか?〜』(73292 西田さん)

つまりは、『男が力の基盤を失った』ということを意味する。これが、セックスレスの根本原因であり、まともな男ほど性闘争を放棄してしまった。しかし、トコトン庇護意識(規範意識)の薄い「無責任な男」だけが、相変わらず女の尻を追いかけまわす。そして女は、性的存在理由を充たすために、そんな男に向かっていったのだ。つまりは、「無責任な男ほどもてる」ということである。

>規範破りの相手には、常に最も集団性・規範性の低い下司男が選ばれる。しかし、それは集団から見た場合であって、性的存在理由→性的自我に収束した女にとっては、己の期待に応えてくれる男が一番いい男(≒首雄)となる。かくして自我に支配された女は、その首雄収束の思い込み回路を使って、最低の下司男を最高の強者だと180度逆転させて思い込み、首雄収束を下司収束に換骨奪胎して終う。(実現論2_1_02)

今、男たちは『力の基盤』の獲得をめざして、あらたな闘争課題(=認識闘争)に向かいはじめた。そして、性の問題はいったん棚上げにされた。しかし、社会の根幹部分である男女関係、そして一番の充足源であるセックスの問題を考えないわけにはいかない。

ただ、現実の女がどうにも独占支配できないとなった今でさえ、隙あらばと、いかにも支配できそうな弱い女に向かう。それが無理なら、金さえ払えば思い通りになる風俗へ向かう。それも無理なら、バーチャルの世界に向かう。

『自分からみんなへ』の転換。頭では分かっていても、なかなか変われないのがこの性の部分だと思う。今、男たちに求められること。それは『力の基盤の獲得』に加えて、『自我の性から本源の性へ』認識転換することではないだろうか。
 
 
 
 この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_75507

 この記事に対する返信とトラックバック
【男女関係の行き詰まりと可能性】〜B近年の婚姻動向<婚活> 「共同体社会と人類婚姻史」 11/10/05 PM09
男の人のスイッチ、女の人のスイッチ 「男と女の職場話」 10/01/31 AM10
「今どきの男女事情 Vol.1 「男の子牧場」 「共同体社会と人類婚姻史」 09/05/22 AM02
198573 『力の基盤』の投稿で勉強して Ka2 09/01/29 PM11
2009年 『本源の性』の再生! 「ブログ de なんで屋 @東京」 09/01/03 PM05
120069 男と女、そもそもの存在基盤があるはず。 石橋創 06/06/11 PM09
108971 闘争の再生と性の再生 田中素 06/04/13 PM11
恋愛ジャンキー? 「Biological Journal」 06/03/18 PM10
107497 性の問題はいったんは棚上げにされているだけ。 河野梨恵 06/03/16 PM11
男の性欲が減退したのは、なんで?〜彼女(彼氏)は、家具みたい... 「毎日のありがとう☆.。.:*・゜」 06/03/13 PM11
今の時代の『力の基盤』とは? 「いつもここから☆」 05/05/12 AM11
セックスレス⇒性の再生<3/5なんでや劇場> 「なんで屋<男塾>梅田」 05/03/10 PM06
3月5日のなんで屋劇場は、男女問題!! 「なんで屋@奈良」 05/03/07 PM10
76757 時代は男を丸裸にした 〜別モノから本物へ〜 林昭光 04/08/19 PM11
76565 「安心して出産できる社会」は、女たちの普遍期待 小松由布樹 04/08/16 PM11
76507 三低基準では男は釣れない 金岡景太 04/08/15 PM07
76365 女の期待が基盤の再生に繋がる 菅原正輝 04/08/12 PM01
76291 セックスレスの解決は、実は社会の根本問題の解決に繋がる 佐藤晴彦 04/08/11 AM01
76033 『力の基盤の獲得』って何? 藤田公一 04/08/10 PM08
76011 変革可能性の創出も女発! ゲン 04/08/10 PM03
76005 「闘争」しているつもりで「逃走」している 松尾茂実 04/08/10 AM01
75937 力の基盤こそが・・・ 丸山桂 04/08/07 PM09
75924 男の闘争対象 鈴木龍也 04/08/07 AM01
75918 庇護の中身 谷光美紀 04/08/07 AM00
75917 男の役割(闘争)に向えるような「いい男規範」を作ってほしい 倉橋利弘 04/08/06 PM11
75909 答えを出せないから、セックスレス。 福田尚正 04/08/06 PM10
75903 力についての旧観念 山田真寛 04/08/06 PM07
75897 まず事実を直視する 磯貝朋広 04/08/06 AM03
75882 『自我の性から本源の性へ』認識転換が無い限り時代は実現しない。 丸一浩 04/08/05 PM10
75845 男の『力の基盤』は女の期待からつくられる 福島健 04/08/04 PM10
75834 今の『力の基盤』の確立が先決 base 04/08/04 PM09
75802 ボールはまだ投げ返せてない! 中瀬由貴 04/08/03 PM10
75791 本源の性は本源集団から。 高梨俊寛 04/08/03 PM09
75786 力の基盤があっても、もてないのは? 佐々木健二 04/08/03 PM03
75779 邪心 藤田公一 04/08/03 PM02
75777 男の自信⇒男の役割へ 田野健 04/08/03 PM00
75697 本来のあるべき姿 上山昇良 04/07/31 PM10
75691 はじめに闘争課題の共認ありき 竹村誠一 04/07/31 PM10
75674 旧社会で、モテル男になる方法 嶺山志保 04/07/31 AM03
75658 新たな共同体の萌芽を探す 前山薫 04/07/30 PM10
75634 充足なくして収束不全は突破されない 太刀川省治 04/07/30 AM01
75619 たった3千年の壁 岡田理恵 04/07/29 PM10
75617 答えに同化した男 川井孝浩 04/07/29 PM10
75603 あらためて「性」の捉えなおし 福島健 04/07/29 PM10
75599 女の性充足期待を真正面から受け止めて男が変わる 前上英二 04/07/29 PM08
75591 性意識の根底に残存する“自我” 阿部和雄 04/07/29 AM07
75588 力の基盤 一力広明 04/07/29 AM02
75563 一体としてとらえられるかどうか 鈴木康夫 04/07/28 PM09

  [戻る]  


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp