共認運動をどう実現してゆくか?
61914 心斎橋(アーケード)路店でA
 
笠原光 ( 30代 営業 ) 03/09/24 AM00 【印刷用へ
●一つの疑問の答えが場に新たな疑問を生み出す。
うん。これは解った。じゃぁ。
「男の子たちが『可愛い子』や『痩せている子』が好きなのは何で?」

「まず、それは本当に事実なのか?その確認からしてみようか。」

ここから、場を一つにする作業がはじまった。周りにいる男の子たちへのヒアリング。立ち寄る人を巻き込みながら、つぎつぎと「男女の価値とは?」を中心にお題を共有しながら場を広げ、異世代男女の場が形成されてゆく。

10人近くになったあたりから、ほぼ場が構築された。そして、新たに参加してくるお客さんから出てくる言葉が言葉が、その場にいた人たちの各々の価値感を次々と壊していった。

●しがらみを超えた旧観念
途中、一旦通り過ぎたにもかかわらず、気になって引き返してきた中年男性がいた。歳の頃は40代、ダンディを絵に描いたような身なりの知的な紳氏だった。その彼がある意味、結果的に場を盛り上げるキーマンになったのかもしれない。

男女の価値と規範に場のテーマが移る頃、一通りの説明を受けた彼は場に参加してきた。その彼は、この場の可能性を直感し場に入りつつも、ことごとく『自分』発の認識しか語らなかった。

自分の若者に対する理解の高さ。若者たちの問題。自分の世代にあって若者たちにないもの。そんな話を一方的にしゃべるでもなく、みんなに問いかけながら、しっかりと聴きながら、そして頷きながらも、彼は見事に自説を展開していった。

●しがらみを超えた場の力
彼自身を支えてきた価値は「個性」と「自分」そして「強さ」であった。運営サイドとして一定論理を展開したが思いのほか効果が薄い。彼は、一応の理解は示すが決して心から納得はしない。

「確かにそういう見方もありますね」という「許容の範囲」に留まってしまう。<強固な自分観念派>そんな、レッテルと諦めが場に生まれつつあった。

そこで方法論を転換。論理を語る事を控え「場」に委ねることにした。まず、感覚は本源的なものを持つが、表層観念に囚われている40代の主婦に反面教師として『自分』を語ってもらうことにした。

●反面教師
その延々止めどなく語られる『自分』に対して、バッサリとした容赦ない制止を挟みながら、更に50代女性の『自分』、他の世代の「自分」の実感を語ってもらう事により、その中で『自分』の中身がそれぞれ・バラバラである事、特に世代間で大きく意味が異なっていること、自分発の意見が場の空気とズレる事を体感と共に場に浮き上がらせた。

そして、明らかに若者と旧世代で「自分」の意味が異なる事が、場の中で固定化し、共有され、土台が完成した。
(つづく)
 
 
 
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自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

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