これからの消費はどうなるの?
45116 幻想共認から事実共認へ
 
喜田育樹 ( 29 デザイナー ) 02/12/05 PM09 【印刷用へ
市場への全般的な不信感が根底にあるとすれば、安全を求める流れは、突き詰めると「どうしたら信頼を創り出せるか?」という流れである事がわかります。あらたな信頼の創造が普遍的に期待されているということです。(43913田村さん)

某食品会社の方に聞いた話しでは、市場に出回っている食品に安全なものは殆どないようです。安全や新鮮というのも既に市場で勝つ為の重要な評価指標ですから、本当に安全、新鮮かというよりも、消費者に対し安全だ、新鮮だと思わせる事が重要なポイントになります。素人にはさっぱり解らない成分表や生産履歴(44371佐々木さん)を開示したり環境衛生基準に適合する範囲内で新鮮そうに見せる(例えばミンチを赤く塗る)などというのがその例ですね。個々人の快美欠乏と幻想共認を源にしている市場では安全、新鮮というものも幻想価値に変貌してしまうという事なのだと思います。(30709四方さん)
本当に安全で新鮮な食物を創っている数少ない生産者もそんな市場の中では埋もれて気付かれないというのが現実なのでしょう。

田村さんの仰る通り、安全を求めるという根っ子にはこんな市場に対する不信感があるのだと私も思います。安全というのは確かに必要なことなのだけど、殊更に安全性を訴えるという事に違和感をもつのは、不信感の根っ子である市場を温存させるだけだという事を感じているからなのではないでしょうか。

この板では市場を超えた評価軸の必要性が1つのキーワードになっていますが、私もその辺りが突破口だと思います。幻想価値を土台にした市場の評価軸を根底から超える、新たな評価軸を創る事。人々の意識を幻想共認から事実共認へと移行させていく仕組みを創る事。それが結果的に安全性が確保される方法へと繋がっていくのだと思います。
 
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